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東京建物 Brillia HALLで立川志の輔の『歓喜の歌』を聞いた

12月21日に池袋の東京建物 Brillia HALLで行われた立川志の輔の独演会に行ってきました。

東京建物 Brillia HALLは元々豊島区公会堂だったところと一席目の枕で志の輔が話していました。豊島区公会堂の最後の公演も志の輔がやっていたそうで、その縁かどうか分かりませんが東京建物 Brillia HALLのこけら落としの落語の部も志の輔になったそうです。

幕が上がるとステージの中央に巨大な高座が鎮座していました。前座はなく、一席目から志の輔が登場しました。枕ではこけら落としの話と海外での公演で現地の大使が生まれて初めて生で落語を見た話と志の輔が富山の民謡、こきりこ節を初めて聞いた話をしていました。

一席目は『ディア・ハンター』ではなく『ディア・ファミリー』という新作落語でした。この噺は生で一回聞いたことがありました。勤続30年を迎えたサラリーマンのマンションに社長が自分で撃った鹿の首の剥製が届いててんやわんやになるという噺です。一家でロシアンルーレットをやる噺ではありません。奥さんが押入れの中から現れるガラクタの説明をするシーンが笑えます。奥さんの嫁入り道具のサザエさん全巻が現れるところが私にとってはクライマックスです。

一席目はが終ると『8時だよ全員集合!』みたいに高座が回転してグランドピアノとピアニスターHIROSHIが現れました。ピアニスターHIROSHIは右手と左手で別の曲を同時に演奏したり、全く別のジャンル曲をマッシュアップするという芸を披露してくれました。清水ミチコやマキタスポーツの芸風に似ていますがピアニスターHIROSHIは歌うことはなく、あくまでもピアノ演奏だけでした。

二席目はネタ出しの通り『歓喜の歌』でした。この噺は映画やドラマにもなっているのですが、映画もドラマも見たことがなく、落語を聞くのも今回が初めてでした。

公民館の手違いで大晦日に2つのママさんコーラスグループがダブルブッキングされてしまいうというあらすじはなんとなく知っていました。主観と客観の入れ替わりや立場が入れ替わることで相手の気持ちに初めて気がつくシーンなどは今まで聞いてきた志の輔の新作落語でも使われていた手法と人情噺的な要素が加わって噺に奥行きと深みが出ているように感じました。

クライマックスのキーパソンになる旦那が倒れて中華屋と洋服のリフォームの仕事を掛け持ちしてパニックになるおばちゃんは『Shall we ダンス?』で渡辺えり子が演っていた役を思い出しました。一旦、幕が降りて、すぐに幕が上がると『第九』の合唱が始まりました。指揮は志の輔がでした。『歓喜の歌』は2004年からやり続きているそうです。何十年後かに暮れの落語と言ったら『芝浜』か『歓喜の歌』かと言う時代が来るかも。

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