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『イエスタデイ』を見た

ダニー・ボイル監督、ヒメーシュ・パテル主演の『イエスタデイ』を見ました。

ジャック・マリック(ヒメーシュ・パテル)は元教師の売れないミュージシャン。幼馴染のエリー・アップルトン(リリー・ジェームズ)はジャックのマネージャーをしている。ライブの帰り道、自転車に乗ってたジャックは車に跳ねられ、その瞬間、全世界で停電が発生する。退院祝いに貰った新しいギターで仲間の前で『イエスタデイ』歌ったら、大絶賛され、いつの間にそんないい曲をを作ったのかと聞かれてしまう。なんとそこはそこはビートルズが存在しない世界だった。ジャックはビートルズの曲でのし上がって行くというお話。

村上龍の『5分後の世界』と原作/藤井哲夫、作画/かわぐちかいじの『僕はビートルズ』を足したような映画で興味がわきました。

実際に映画を見てみたら、ビートルズは大きな物語の要素の1つになっているのは確かなんですが、それよりもジャックとエリーのラブコメディでした。エンドロールでは『ヘイ・ジュード』がかかっていのですが私の頭のでは『いとしのエリー』がかかっていました。この手の映画はあまり好みではないのですが、この映画は楽しくて幸せな気分になりました。

ヒロインのエリーを演じたリリー・ジェームズが野暮ったくて、ちょっと面倒くさい女を上手く演じていていました。『ベイビー・ドライバー』や『ウィンストン・チャーチル/ヒトラーから世界を救った男』とは全く雰囲気が違う役で髪型や服装が垢抜けないところが逆に新鮮でした。

地元の線路の凄く近くにあるスタジオでスタジオのオーナー兼エンジニアとジャック、エリーの3人でレコーディングしているシーンが凄く楽しそうで、あのシーンがこの映画の中で一番好きです。

ジャックが両親の前で『レット・イット・ビー』を歌おうとすると隣のオジサンが来たり、電話が鳴ったりして、結局歌えないシーンはベタな展開なのですがあまりにもベタというか古典的なクスグリで笑えました。

ジャックがエド・シーランに見いだされて、表舞台に立つとエリーはマネージャーを辞めて、代わりにジャックとの友達のロッキーがマネージャーを務めることになるんですが、ロッキーがエド・シーランに軽口を叩くシーンも笑えました。ロッキーのキャラクターはアメリカだったらセス・ローゲンがやるようなキャラに見えました。

ミュージシャンになっていないジョン・レノンをジャックが訪ねていくシーンがこの映画の見せ場らしいのですが、私にはどうにも正直、納得できませんでした。ミュージシャンじゃないジョン・レノンに有り難みはないと思ってしまいました。ジミ・ヘンドリックスやカート・コバーンが生きていて、ギターを弾いて歌っていなくて、全く違う仕事をしていたら、それはジミヘンでもカート・コバーンではない気がします。

恥ずかしい話、エド・シーランというミュージシャンはこの映画を見るまで知りませんでした。最近の若いミュージシャンのことはよく分からないのです。ナンダカだと細かいツッコミはできるけど、口の端に指を入れなくても笑顔になれる楽しい映画だったのは確かです。


イエスタデイ(オリジナル・サウンドトラック) - ヒメーシュ・パテル
イエスタデイ(オリジナル・サウンドトラック) - ヒメーシュ・パテル

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