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『創作落語30周年記念リロード 白鳥ジャパン雪月花』を見た

三遊亭白鳥の独演会創作落語30周年記念リロード 白鳥ジャパン雪月花~200席の中からどれを?』を見に行ってきました。

会場が日本橋のCORED室町の5階にある日本橋三井ホールというところで新しくお洒落なホールで驚きました。

白鳥の独演会は過去に1回、さいたまスーパーアリーナの中にあるTOIROという施設で見たことがあります。前座がなく白鳥が落語を三席やるだけというシンプル似な構成でした。今回の独演会も前座やゲストも一切なく、真夜中の襲名』、『牡丹の怪』、『雪国たちきり』の三席のみという構成でした。ドリンクが1杯ロハで飲めたのでビールを頼みました。

『真夜中の襲名』、は白鳥得意の動物園を舞台にした創作落語です。元々は林家彦いちの作で白鳥が改良を加えたそうです。フジポッドで配信されたのを聞いたことがあります。上野動物園を舞台に大名跡の襲名を巡るドタバタ劇。海老名家のこぶ平、一平の襲名を揶揄するクスグリが随所に散りばめられています。さすがに泰葉の名前は出てきませんでした。「盗んだ仔山羊で走り出す」という替え歌も笑えました。マクラで大腸ポリープ切除した後の点滴を巡る悲劇は『ナースコール』のマクラを思い出しました。

『牡丹の怪』は三遊亭圓朝の『牡丹燈籠』の改作のような落語でした。舞台を現代にして、新三郎は売れない二つ目の落語家で柳家小三治の弟子という設定になっていました。私は元ネタの『牡丹燈籠』のことはよく知りません。幽霊の女とセックスする話くらいの知識しかありません。でも全く問題なく楽しめました。

『雪国たちきり』は上方落語の『たちきり』の舞台を白鳥の故郷である新潟県の高田に移したものでした。この時の出囃子は『白鳥の湖』ではなく三遊亭圓生の出囃子だったそうです。そう言えば白鳥の前の名前は三遊亭新潟でした。『たちきり』は朝ドラ『ちりとてちん』でも取り上げられていた記憶があります。

大店の若旦那と芸者の悲恋の噺で白鳥自身も苦手な演目だそうです。笑う所は前半の若旦那と丁稚のやりとりだけで、あとはシリアスな展開でクスグリは一切ありませんでした。前半と後半の若旦那の演じ分けが凄かったです。前半のいかにもダメな若旦那、100日間蔵の中に押し込められた後に改心した若旦那、芸者置屋の女将に小糸との思い出話を語る若旦那、見事な演じ分けに感心してしまいました。小糸からの最後の手紙を読んだ後に雪の中を若旦那が走るシーンは映像が目に浮かびました。小糸が青森出身で津軽三味線を弾くという演出も良かったです。『雪国たちきり』には白鳥の小説『ギンギラ★落語ボーイ』を読んだときのような衝撃がありました。

余談ですが仲入りでトイレの列に並んでいたら前に広瀬和生がいました。蜘蛛の糸の柄のシャツが素敵でした。

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