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【人生案内】ややこしい家電にキレる

久しぶりに読売新聞の「人生案内」で面白ものがあったのでご紹介したいと思います。

今回は相談者の内容があまりにも面白いので、そのまま引用させていただきます。

30代の会社員男性。妻と子の3人暮らし。私は家電製品を思うように使いこなせない時、異常なほど腹を立ててしまいます。電子レンジの解凍時間設定や掃除機のゴミ袋交換などで思い通りにならないと怒りがめらめらこみ上げてきます。

 テレビとDVDプレーヤーをうまく接続できなかった時には、テレビをけ飛ばして部屋に閉じこもりました。あとは妻がやったようです。年賀状の郵便番号がずれて印刷された時にも、気づいたらプリンターを投げ飛ばしていました。

 昔の家電は難しい操作はほとんどなく、使って困ることはありませんでした。今は人間が機械に操られていると感じ、情けなくて涙が出てくることがあります。

 私が家電製品と格闘していると、妻子は恐れて近寄ってきません。このままでは家中の物を壊してしまいそうです。

どこまで編集者の手が入っているかは定かではありませんが、中年男のちょっと間抜けなペーソスみたいなものを感じさせつつ、それでていそこはかとない狂気の炎みたいなものを感じさせる素晴らしい相談内容だと思います。

なかなか言う事を聞いてくれない家電に怒り、我を忘れてしまう気持ちは理解出来ないわけではありませんが、テレビを蹴飛ばして部屋に閉じこもったり、年賀状の郵便番号がズレて印刷されたことに怒り、気がついたらプリンターを投げ飛ばしていたという話は、申し訳ありませんが思わず笑ってしまいました。相談者が神奈川のM男と名乗っているのもなんだか笑えます。

「今は人間が機械に操られていると感じ、情けなくて涙が出てくることがあります。」
と言う下りは、『あばれはっちゃく』の東野英心の「てめぇの馬鹿さ加減にはなぁ、父ちゃん情けなくて涙が出てくらぁ」というセリフを思い出しました。

回答者は精神科医の野村総一郎先生。野村先生もコンピュータがどうしても立ち上がらず窓から投げ捨てるところだったと告白しています。この回答にも笑いました。野村先生は家電を自分で扱うのは諦めて奥さんに任せているそうです。機械に敗北した意識を持たず、「これは自分の担当外だ」くらいに割り切ることが大事だそうです。

機械から離れてもキレやすいとしたら、それは癇癪持ちということで、人間修養が必要だとしめています。私はこの辺が心配ですね。このお父さんは元からキレやすい性格だったりして。家電から開放されたら「ややこしい妻にキレる」とか「ややこしい子供にキレる」という新たな悩みが生まれ、気がついたら子供や奥さんを投げ飛ばしていたなんてことがあったら大変ですね。

機械に操られるとか、機械と格闘するとか、機械に敗北した意識を持つとか聞くと私はどうしても『マトリクス』や『ターミネーター』みたいな世界観を思い浮かべてしいます。機械と人間の戦い、今度は戦争だ、と言う気分になります。

私も正直、PCや携帯電話の機能を充分に使いこなしているとは言い難い状態ですね。でも機械に操られているとか、負けているという意識はほとんど感じません。機械に負けたって、今のところは殺されたり、機械に支配されたりすることはありませんからね。

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