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「機動戦士ガンダムTHE ORIGIN (13)ルウム編・前」を読んだ

「機動戦士ガンダムTHE ORIGIN (13)ルウム編・前」を読んでみました。

この巻はいきなりギレンのテレビ演説から始まります。そして、ジオンのブリティッシュ作戦(コロニー落し)、そしてルウム戦役の戦端が開かれまでが描かれています。表紙は敬礼するシャアと赤いザクですが、シャアのヘルメットには角はなく、ザクには角があります。

ブリティッシュ作戦ではサイド2に住むユウキと恋人のファン・リーというオリジナルのキャラクターが登場するのですが、ジオンの毒ガス攻撃に殺されてしまいます。ハリウッド映画(特ににB級)によくある、話の本筋とは関係ないキャラクターが被害にあったり、死んでいくシーンみたいです。戦争の悲惨さを訴えたかったようにも見えるのですが、私にはどうしてもハリウッド映画の変な模倣に見てえしまって笑えます。

今更なんですが私はこの巻を読んでみて、なぜジオンが地球連邦に独立戦争を挑んだのかが分からなくなりました。歴史などを見ると独立戦争は経済的な事情、宗教的な事情や宗主国による圧政に苦しめられている植民地がやむに止まれず立ち上がるというものと私は考えているのですが、ガンダムのジオン公国はそんなに連邦には酷い目にあっているようには思えません。宗教的な弾圧はほんどないし、経済的な搾取はされているように描かれていますが、そんなに酷くは描かれていません。ジオンの娘が借金のカタにが連邦に売り飛ばされたり、強制連行されスペースノイドがジャブローの工事をさせられるという話はもちろんありません。

平成になって描かれた「機動戦士ガンダムTHE ORIGIN 」のザビ家とジオン公国は昔のアニメ(ガンダム自体、約30年のアニメですが)の世界征服を企む悪の帝国的なイメージと大差がないように感じます。そして、この巻ではランバ・ラルがこの戦争に疑問を持ちドズルと対立し軍を離れることなにります。まぁ、そこまではいいのですがランバ・ラルに影響されたのかドズルも一瞬ですが、この戦争に疑問を持つことになります。ドズルの人間臭い側面を描いたつもりだと思うのですが、白々しく、悪い冗談のようにしか思えません。ドズルやランパ・ラルに比べるとシャアは全くぶれることがありません。妹のセイラや義父が住んでいるかもしれない、そして自分がかつて住んでいたサイド5(ルウム)に対しても躊躇することなく攻撃を加え、その際に偶然ですが本物のシャア・アズナブルの両親をも殺してしまいます。シャアの場合はザビ家の復讐という目標があるので迷いはないのでしょう。

機動戦士ガンダムTHE ORIGIN (13) (角川コミックス・エース (KCA80-16))
機動戦士ガンダムTHE ORIGIN (13) (角川コミックス・エース (KCA80-16))

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