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『私はマリア・カラス』を見た

トム・ボルフ監督によるオペラ歌手、マリア・カラスのドキュメントタリー映画『私は、マリア・カラス』を見ました。

目黒シネマで『ジュディ 虹の彼方に』との2本立で上映されていました。オペラとポップス、ドキュメントタリーと伝記映画と違いははっきりしていますが共通点は才能に恵まれながらもスキャンダルにまみれて、50歳前後で亡くなつていることです。

オペラには全く興味はありません。マリア・カラスについても名前を知っている程度で、この映画を見るまでアメリカで生まれたことも知りませんでした。

映画はマリア・カラスの歌唱シーンとニュース映像、プライベートフィルム、インタビュー、未発表の自叙伝と手紙の朗読で構成されています。基本的に時系列に進んでいきまずが、インタビューの映像で割と晩年に撮られものが前半から出てきていました。

歌唱シーンは人間の出している声とは思えないほど高い声で凄いというところまで分かるのですが、心が揺さぶられることはありませんでした。マリア・カラスの歌声は人間の声と言うより特別な楽器のようにも聞こえました。

インタビューやパパラッチに追われるニュース映像は今も昔も変わらない感じですね。インタビューに答えるマリア・カラスは基本的にはエレガントでお上品な感じを保っていますが、若いときのインタビューではけっこうはっきりとした事をズケズケと言っていました。特にメトロポリタン歌劇場と揉めているときのインタビューは強烈で、今なら炎上必死な映像でした。

もう一つの見どころはギリシャの海運王アリストテレス・オナシスの関係ですね。オナシスとジャクリーン・ケネディの結婚をマリア・カラスは新聞で知ったというのが面白かったですね。昔、日本のプロ野球選手が自分のトレードをスポーツ新聞の記事で知った(新聞辞令)といエピソードを思い出しました。マリア・カラスがオナシスに宛てた手紙が昭和の演歌の歌詞みたい内容だったとこも面白かったですね。

マリア・カラスのかなり強烈な鷲鼻も非常に印象的でした。静止画ではそれほど気になりませんが、動画だと気になりました。『蝶々夫人』の舞台のシーンも少しだけあったのですが、日本人の格好をした出演者がなんだか百鬼夜行みたいな感じになっていました。

マリア・カラスが何かのイベントにゲストで招かれるシーンが後半にあり、マリア・カラスが子象と戯れたり、ミンストレル・ショーと思われる出し物を見るシーンがあり、時代を感じました。

サントラやジュディ・ガーランドの音源を聞いた後に見た『ジュディ 虹の彼方に』は初回とは少しだけ印象が違っていました。

ロンドンでのライブの初日に楽屋口では例のゲイのカップルがいる事を確認できました。ゲイのカップルの家でジュディが歌ったのは『Get Happy』でサントラではサム・スミスとのデュエットが収録されています。改めてあのシーンとサントラのことを考えると重厚的な仕組みになっていることに気がつきました。

最近、フェアーグラウンド・アトラクションズのクラブチッタ川崎での録音されたライブ盤を聞き直していたらら『The Moon is Mine』の途中で『Get Happy』を1コーラスだけ演奏していることに気がつきました。「元ネタはこれですよ」と親切に教えてくれている感じでした。去年発売された大瀧詠一のライブ盤でも同じ様なことをやっていました。

私は、マリア・カラス [DVD] - マリア・カラス, トム・ヴォルフ
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