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『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』を見た

グレタ・ガーウィグ監督、シアーシャ・ローナン主演の『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』を見ました。

『若草物語』は原作も読んだことがないしアニメも見たことがありません。町山智浩がアカデミー脚色賞は『ジョジョ・ラビット』よりも『ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語』が取るべきだったみたいな事を言っていのが気になっていたのとグレタ・ガーウィグ/シアーシャ・ローナンの前作『レディ・バード』が面白かったので見てみることにしました。

ジョー・マーチ(シアーシャ・ローナン)がニューヨークにやって来るところから物語が始まるので『レディ・バード』の続編みたいな感じがしました。時代が南北朝時代じゃなくて南北戦争の頃なので、日本だと幕末の頃になります。この映画を見ているとそんなに昔の事のようには見えませんでした。でも乗り物が馬車で灯りはロウソクでした。

女優を夢見ているけど本当は結婚が夢の長女メグ(エマ・ワトソン)、次女のジョーは小説家志望、病弱の三女のベスはピアノが得意で、四女のエイミーは画家になることを夢見ているけど仲の良い伯母さん(メリル・ストリープ)の影響で金持ちの男との結婚を望んでいる。そんな四姉妹の少女時代と大人になってからのエピソードが目まぐるしくシャッフルされていく展開の映画でした。

少女時代のエビソードよりも大人になってからのエピソードの方が深みがあって面白かったですね。ジョーとエミリーとローリー(ティモシー・シャラメ)の三角関係とその関係性に遠からず影響を与える伯母さん。伯母さんの現実的(女に取って結婚は経済である)で拝金主義的な物の見方はエミリーに強く影響を与えていて、ジョーはそんな考えに反発を覚えて、別の道を選んでいくという展開。

エイミーはある意味ヒールというかジョーと対立する役割で四姉妹の中では主人公のジョーの次にスポットライトが当たるようになっていて、演じているローレンス・ピューは見事にそんな役をこなしていました。逆に結婚が夢であるメグありきたりで、つまらない女性に見えてしまってエマ・ワトソンは損な役に見えました。

ローリーのプロポーズを断ったジョーが、ローリーがエイミーと結婚したことを知って「So Lonely」と言った瞬間、私の頭の中ではなぜか都営浅草線に乗っているスティングが『So Lonely』を歌い始めました。

ティモシー・シャラメが演じるローリーはジョーと上手く行かずに妹のエイミーと一緒になるところや金持ちのボンボンというところが『レイニーデイ・イン・ニューヨーク』のギャツビーに似ていていましたが、ローリーはピアノを弾いたり歌ってはいませんでした。代りにフリードリヒ・ベア(ルイ・ガレル)がビリー・ジョエルの『今宵はフォーエバー』ではなくベートーヴェンの『悲愴』を弾いていました。

ジョーが製本場で本が出来上がる工程を見つめているところで、表紙に『Little Women』の刻印が押されてそれがこの映画タイトルになるところが痺れました。『ダークナイト』の最後のタイトの見せ方にも痺れましたが『Little Women』のこの見せ方も良かったです。

ジョーと編集者の印税めぐる駆け引きで、印税買い取りで前払いにするか、印税は死守するかというシーンも結末は分かっていてハラハラしました。

「ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語」オリジナル・サウンドトラック - アレクサンドル・デスプラ
「ストーリー・オブ・マイライフ/わたしの若草物語」オリジナル・サウンドトラック - アレクサンドル・デスプラ

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