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『パラサイト 半地下の家族』を見た

ポン・ジュノ監督、ソン・ガンホ主演の『パラサイト 半地下の家族』を見ました。

カンヌ映画祭でパルム・ドールを受賞していて、アカデミー賞でも作品賞にノミネートされているそうです。ポン・ジュノ監督の映画を見るのは『母なる証明』以来です。ソン・ガンホが出ている映画は『タクシー運転手 約束は海を越えて』以来になります。

キム・ギテク(ソン・ガンホ)の一家は半地下の部屋に暮らす家族で、家族4人とも失業している。長男のギウは友人から家庭教師のアルバイトを紹介される。アルバイト先はIT企業の社長の家でギウが教えることになるのは長女のダヘ。この家には情緒不安定気味の小さい息子のダソンもいて、絵を描くことが好きらしい。ギウは美大を目指している妹をダソンの家庭教師として潜り込ませる。そしてギテクは運転手、キテクの妻ヨンギョも家政婦としてこの家で働くことになるのだが、というお話。

話の展開が見事でした。ハリウッド映画を見ていると途中で「この先はこうなって、最終的にはこうなるだろうな」というのが途中で分かってくるのですが、この映画は話が進めば進むほど展開が読めなくなっていきました。幼いダソンがギテクとヨンギョの匂いが同じことに気づきシーンから匂いに関する展開が広がっていくところが良く出来ていました。

キム・ギテク一家が自宅にいるときと社長の家で働いているときの姿のギャップが面白かったですね。お母さんが一番ギャップが激しくて笑えました。今回のソン・ガンホはちょっとほっそりした感じで、満面の笑みを見せるシーンがほとんどなく、『タクシー運転手 約束は海を越えて』の時とは全く別人でした。キム・ギテクの娘のギジョンがあまり可愛くないところも良かったですね。大久保佳代子に似ているように見えました。社長の家でもハンマーを投げていましたがお母さんがハンマー投げの選手だったという設定が良く分かりませんでした。

キム・ギテク一家の半地下の部屋と社長の大邸宅のギャップの激しさもこの映画の見どころでした。社長の大邸宅はちょっとした美術館みたいな感じで、庭が広くて芝生が青くて、芝生に寝転んでみたくなる気持ちも分かりました。

『万引き家族』と比べるようなレビューけっこうありますが、『万引き家族』よりもエンターテイメント色が強く、メッセージ性は全面には出ていないように見えました。キム・ギテク一家が身分を偽り、それぞれの特技を生かして次々にIT社長の家に侵入していく展開はスパイ映画みたいな感じで、社長夫妻を口八丁手八丁で騙していくところは落語の『居残り佐平次』、『付き馬』みたいでした。

映画チラシ『パラサイト半地下の家族』5枚セット+おまけ最新映画チラシ3枚 ポン・ジュノ
映画チラシ『パラサイト半地下の家族』5枚セット+おまけ最新映画チラシ3枚 ポン・ジュノ

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