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『いだてん〜東京オリムピック噺〜』を見ていた

NHKの大河ドラマ『いだてん〜東京オリムピック噺〜』を見ていました。

大河ドラマを最初から最後まで見たのは今回が初めてです。オリンピックにはほとんど興味がなかったのですが、宮藤官九郎の脚本で古今亭志ん生が狂言回し的な形で登場するということで見てみました。

アバンタイトルで志ん生の出囃子『一丁入り』から始まった回が何回かあり、『日本の話芸』でも見てている気分になりました。志ん生の得意なネタと言えば『火焔太鼓』や『黄金餅』を思い浮かびますがこのドラマでは『富久』がフィーチャーされていました。志ん生の『富久』は一回も聞いたことがありません。

志ん生の若ときを演じていた山本未來のクズっぷりはなかなか良かったです。そして不義理や借金わ重ねても、なぜか落語の腕だけ成功してしまうところが痛快ですね。ビートたけしは志ん生を演じても談志を演じてもビートたけしでしかないと言うのは、どうにかして欲しかった。まぁ、宮藤官九郎は高田文夫になりたかった人なのでビートたけしを自分のドラマにキャスティングできたことで満足なのでしょう。山本未來が若いときの志ん生だけではなく、馬生や志ん朝も演じていたのは驚きました。志ん生の才能と可能性を発見した橘家円喬を演じた松尾スズキもけっこう良かった。

出番は少なかったけど三遊亭圓生を演じていた中村七之助も雰囲気があってよかったですね。艶っぽさや洒脱さが圓生みたいでした。本当は圓生はそんなに詳しくわないのですが。

前半の金栗四三が中心のパートはスピード感が乏しく退屈に感じました。人見絹枝のエピソードからスピードアップし、前畑秀子、東洋の魔女と日本の女性アスリートの系譜を追っていく展開も素晴らしかったですね。バントを繋いでいくように日本の女性アスリートの歴史が紡がれてい行くのが分かったような気がしました。

金栗四三がストックホルムで失敗して、ヨーロッパをフラフラしているとに出会った現地の女性アスリートがきっかけで日本でも女性アスリートが誕生するという筋書きでした。金栗四三は駅伝を作った人でもあることも描かれていて、やはり「繋ぐ」ということがこのドラマの底流に流れていました。最後の東京オリンピックの聖火リレーのエピソードに上手く繋がっていました。

意外に良かったのが川島正次郎を演じた浅野忠信。田畑政治を寝技で東京オリンピックの直前に寝技で事務総長の座から引きずり下ろすという嫌らしい政治家を見事に演じていました。浅野忠信がスーツを着てネクタイを締めている役を演じているのは初めて見た気がします。そう言えばマーティン・スコセッシ版の『沈黙』でも嫌らしい役人の役もやっていました。

横尾忠則のタイトルも良かったですね。元ネタは横尾忠則が以前にデザインした園田競馬場のロゴですね。どうせなら『寺内貫太郎一家』、『ムー』、『ムー一族』みたいなオープニングだったらモアベターだったなの。

戦国武将や幕末の志士をを主人公にした大河ドラマは興味がないので文化人などを主人公にしたものなら見てみたいと思っていたらアスリートと落語家を主人公にした大河ドラマを見ることができて良かったです。市川海老蔵が團十郎を襲名するなららば、市川團十郎や歌舞伎の歴史を大河ドラマでやればと思ってしまいます。


いだてん 完結編 (3) (NHK大河ドラマ・ガイド)
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