『ネコイズム』を聞いた

作詞家、及川眠子の作品を集めた2枚組のCD『ネコイズム 及川眠子作品集』を聞いてみました。

松本隆、阿久悠、なかにし礼などの作詞家のコンピレーションCDは聞いたことがあります。及川眠子の作詞した曲というとWinkとエヴァンゲリオン関連くらいしか聞いたことがないと思っていました。このCDを聞いたみたら印象がかなり変わりました。ちなみに『5時に夢中!』に及川眠子がゲスト出演したのは見た記憶があります。

1980年代後半から90年代前半のアイドルの曲の割合が多いですね。酒井法子、西田ひかる、少年隊、田原俊彦、工藤静香にも歌詞を書いているのですがヒット曲ではないので初めて聞きました。

このCDでWinkとエヴァンゲリオン関連以外で聞いてことがあったのはやしきたかじの『東京』、CoCoの『はんぶん不思議』だけでした。やはり『東京』はこのCDの中ではかなり異彩を放っています。『東京』というタイトルでけど歌詞に関西弁が出てくるのも特徴的です。桑名正博の『最後の奇跡』という曲の桑名正博の歌声が少しやしきたかじの歌声に似ているよう感じました。桑名正博の歌は『セクシャルバイオレットNo.1』しか聞いたことがありませんでしたが『最後の奇跡』はなかなかいい曲、いい歌声です。少し前に桑名正博の息子を名乗る詐欺師の騒動がありましたが、あれはどうなったのでしょうか?

大地真央の『蒼い地球(ほし)の女』という曲がけっこう気に入りました。1988年にシングルとしてリリースされた曲だそうです。「シティ・ポップ」というかAOR的な仕上がりになっています。分かりやすく言うと竹内まりやの『PLASTIC LOVE』みたいな感じの曲です。 『PLASTIC LOVE』ほど完成度か高くないところに味わいがあります。

三浦理恵子の『水平線でつかまえて』もイントロやギターソロが角松敏生みたいな感じ面白かったです。MILDSEVEN mentholのCMを思い出しました。『水平線でつかまえて』の編曲は船山基紀で、船山基紀はWinkの編曲もやっています。船山基紀についてはTBSラジオの『アフター6ジャンクション』で最近、特集をやっていました。

歌詞をじっくり聞いたり、歌詞カードを読むことも多くはないので及川眠子の書く歌詞の特徴はよく分かりません。ぼんやりとした印象ですが『はんぶん不思議』と『イヴの卵』では草野球を見ている風景が出てくるが不思議な感じでした。『イヴの卵』は酒井法子の曲ですが、岡田有希子が歌いそうな曲に思えました。岡田有希子の『ヴィーナス誕生』というアルバムがあるせいなのかもしれません。ちなみに『ヴィーナス誕生』はムーンライダーズのかしぶち哲郎のプロデュースで坂本龍一作曲の『WONDER TRIP LOVER』収録されています。『WONDER TRIP LOVER』は『Ballet Mécanique』でもあり、中谷美紀が歌うと『クロニック・ラヴ』になります。


ネコイズム~及川眠子作品集
ポニーキャニオン
2018-02-21
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