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掟ポルシェの『男のヤバすぎバイト列伝』ほ読んで

掟ポルシェの『男のヤバすぎバイト列伝』ほ読んでみました。掟ポルシェとはニュー・ウェイヴ・バンド「ロマンポルシェ。」のボーカルでクラブDJ、雑誌などでコラムなども書いていてマルチな活動をしている人みたいです。

中学時代の新聞配達から始まり、大学時代の病院内清掃、臨床実験ボランティア、ペンキ屋、正社員(UPU)、エロ本の編集者、ビルの窓拭き、そしてロマンポルシェ。としてのデビューまでを語っています。アルバイト職歴を通して掟ポルシェの半生が垣間見るような内容になっています。

掟ポルシェの仕事に対する態度が清々しいくらいいい加減で素晴らしすぎて笑えます。とにかく、いかに手を抜いて働いて金を貰うことしか考えていません。キツイ仕事はすぐにケツを捲って逃げたしたり、クビになったり、過労死とかブラック企業とかブラックバイトとか無縁な感じで良いですね。ある意味これが働き方改革かもしれないと錯覚してしまそうなクズっぷりがたまりません。

臨床実験ボランティアは文字通り薬の臨床試験のバイトです。都市伝説としてはよく聞くバイトですが、実体験が書かれているものは初めて読みました。基本的に投薬されて採血や検査を繰り返す感じで暇を潰すのが一番大変だそうです。掟ポルシェがこのバイトをやっていたのは1990年代に入ったばかりで携帯電話もネットもない時代でした。

ペンキ屋の仕事は断続的ですが割と長く続いみたいです。ペンキ屋の職人のオヤジたちの下品な言動がたまりません。溶剤(シンナー)をナメて溶剤の種類を当てるオヤジとか下品すぎるシモネタを連発するオヤジとか。

大学卒業後は『i-D JAPAN』を発行する株式会社UPU入社に正社員として入社するも希望していた『i-D JAPAN』の編集部に入れなかったため4ヶ月で退社。遺留されて言った言葉は「エロ漫画家になるので会社を辞めます!」。

失業保険が切れてペンキ屋に逆戻りしつつ、サラ金から借金してまで女子プロレスに通ったりするようになったりします。、『すっぴん』の編集部に潜り込むが忙しくて女子プロレスを見に行けなくなることを知ると3日で脱走。エロ本専門の編集プロに入って熟女系のエロ本の担当になったけど社長のセンスを鼻で笑って3ヶ月クビ。

日給9500円という高給に釣られて窓拭きのバイトに行ってみるとなぜか水があって定着することになる。しかしテクノにハマってアナログシンセや機材をローンで買ってさらに借金が膨らみ新宿の怪しい整理屋に借金の整理にいくことになるが・・・。

巻末の藤井隆と志磨遼平との対談も素晴らしい。藤井隆のアルバイトにかけた青春は素晴らしいけど、どうかしているようにも思えます。志磨遼平は掟ポルシェ側の人間でクズでGood!

この本を読んで思い出したのは西村賢太の『苦役列車』と最近見た『アンダー・ザ・シルバーレイク』。主人公は自意識ばかり高いけどまともに働かないクズというのが共通点。クズがクズなりに藻掻いてモガイてすっちゃかめっちゃかになる話。


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