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『証言UWF最終章-3派分裂後の真実-』を読んだ

『証言UWF最終章-3派分裂後の真実-』を読んでみました。

この本は1991年の第二次UWF崩壊から藤原組、Uインター、リングスの3派分裂以降の話を当時の選手、関係者に聞いたインタビュー集です。前田日明、高田延彦、藤原喜明のインタビューはありません。

第二次UWFのことはリアルタイムで知っていましたが、地方に住んでいたもので東スポ、週刊プロレスくらいの情報しか知りませんでした。プロレスよりも面白いものを見つけた時期なので、なんとなく盛り上がって、大会場での興行も成功していると思ったら突然の空中分解という感じで見ていました。

テレ朝の『リングの魂』をちらちらと見ていてUFC、グレーシー一族のことを知って再びプロレス、格闘技に興味をもちました。第二次UWFの崩壊の経緯とその後の展開についてはこの本で初めて知ったことがかなりあります。

藤原組のスポンサーがメガネスーパーだったのはこの本で初めて知りました。メガネスーパーといえばSWSだけだと思っていました。メガネスーパー田中社長のインタビューはありませんが船木誠勝、冨宅飛駈の話から当時のバブリーな羽振りの良さが伺えます。冨宅の引越しに田中社長は現金100万円をぽっと渡したり、車を提供してくれたりしたそうです。SWSや田中社長についも詳しく知りたくなりました。全く関係ありませんが、船木が実写版『デビルマン』に出ていたのを思い出した。

田村潔司のインタビューもありますが、他の人が話す田村潔司への複雑な思いがあらこちらにあり、第二次UWF崩壊以降の影の主人公というかキーマンは田村潔司のように思えてきます。

正道会館の石井和義の話も面白いものがありました。ある意味UWF(リングス)を反面教師あるいは踏み台にしてK-1を成功させた構図が分かります。プロモーター、商売人としては石井和義の方が前田日明よりも優れていたのは確かだと思います。佐竹雅昭が『バラいろダンディ』で石井和義の悪口と言うか恨み節を何度も言っていたのも面白かったです。佐竹を初めて見たのは『天才・たけしの元気が出るテレビ!!』だったような気がします。

ターザン山本と谷川貞治は正直、どうでもいい感じです。ターザン山本は馬場から金を貰ってSWSを金権プロレスと批判していたんですよね。

プロレスのこの手の暴露本は相変わらず好きですね。人間の醜い部分がはっきりと現れているところがたまりません。この本は多くの選手、関係者のインタビューが収録されているのでそれぞれ言い分が交錯して、何が事実が良く分からない部分もありますが、そこが面白さだと思います。大相撲の貴乃花の協会退職の問題など、今年流行りのスポーツ界のスキャンダルについてどちらが善で悪という単純に二項対立で見る人がいますが、そんなに簡単に白黒つけられる問題なのかと思ったりします。

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