『カセットテープ少年時代 80年代歌謡曲解放区』を読んだ

マキタスポーツとスージー鈴木の『カセットテープ少年時代 80年代歌謡曲解放区』を読んでみました。

この本はBS12トゥエルビで放送されていてる『ザ・カセットテープ・ミュージック』というテレビ番組を書籍化したものだそうです。ラジオ番組の書籍化というのたはたまにありますが、テレビ番組の書籍化というのはちょっと珍しいような気がします。

マキタスポーツとスージー鈴木が80年代の邦楽を解説し、歌手やテーマに沿ってベストな6曲を選曲していくというのが基本フォーマットになっています。

取り上げられている歌手はサザンオールスターズ、松田聖子、井上陽水、佐野元春、チェッカーズ、ユーミン。その他は「カセットテープ紅白歌合戦」、「輝く!日本カセットテープ大賞」、「春の名曲フェア~スージーの春」、「春の名曲フェア~マキタの春」となっています。

6曲と80年代に絞っているのが非常に微妙で面白いところですね。松田聖子、佐野元春、チェッカーズとっては80年代がピークなのであまり異論はありませんが、サザンオールスターズ、井上陽水、ユーミンのは80年代だけで焦点をあてるねのは難しいですね。3組とも80年代の曲じゃないものが選曲されていました。井上陽水のアルバムで80年代に一番売れたの他人に提供した曲をセルフカバーした『9.5カラット』でした。

一番面白かったのは清水ミチコをゲストに迎えた鼎談でした。清水ミチコの「歌が上手い人は貧乏くさい」と「歌がちょっと下手な人はお嬢さんっぽい」と発言はユーミンが乗り移ったようなイタコみたいなものを感じもした。ジュディ・オングの『魅せられて』について月並みであまり面白くありませんでした。昔、『ラジオビバリー昼ズ』で『魅せられて』のサビのメロディで「ジュディ・オング記念館、伊豆にある」と清水ミチコが歌っていたのを思い出しました。清水ミチコがユーミンのオールタイムベストとして選んでのが『セシルの週末』というのが意外でした。

佐野元春のところで、元ネタがブルース・スプリングスティーンやスタイル・カウンシルとはっきりマキタスポーツが言っていたのは驚きました。スタイル・カウンシルの『Shout To The Top』は1984年10月、佐野元春の『Young Bloods』が1985年1月、ビートたけしと松方弘樹が歌った『I'll be back again...いつかは』が1986年4月のリリース。

当時は色々と複雑な思いはありましたが、今はオマージュとかインスパイアとかは音楽の面白さの1つとして楽しめるようになりました。佐野元春に対する気持ちはこの本のマキタスポーツの気持ちに近いものがあります。『アンジェリーナ』の「車が来るまで・・・」のパンチラインは今でも痺れます。O.L.H.も『あんなに反対してたお義父さんにビールをつがれて』で取り上げられていました、

カセットテープ少年時代 80年代歌謡曲解放区

この記事へのコメント

ひまわり
2018年09月09日 18:18
懐かしいですねカセットテープ世代ですよ~!!今では、カセットテープで音楽を聞くことが無くなりましたねあっ、でも今でもカセットテープで音楽を聴く人が居るかな?でも本当、カセットテープが懐かし~い!!
doroubune
2018年09月09日 19:45
ひまわりさんコメントありがとうございます。アナログ・レコードとカセットテープで音楽を聞くとは増えているらしいですよ。演歌はいまだに新譜もカセットテープでリリースされています。

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