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『エル ELLE』を見た

ポール・バーホーベン監督、イザベル・ユペール主演の『エル ELLE』を見ました。

ミシェル(イザベル・ユペール)はゲーム会社経営するやり手の女社長だった。ある日、自宅で覆面をした男にレイプされてしまう。男がさった後、ミシェルは散らかった部屋を掃除し、日常生活へと戻る。友人や元夫などにレイプの事をミッシェルは話すが警察へは通報はしない。ミッシェルの元にはレイプ犯からのメールが断続的が入ったり、会社中にゲームの中でミッシェルがレイプされる動画が配信されたりもする。しかし、ミッシェルは淡々と仕事や近所付き合い、元夫やダメな息子夫婦、母親との生活を続けていく。ミッシェルの父親は猟奇連続殺人犯で収監されていた。そしてミッシェルはレイプ犯への復讐を果たすことになる。というお話。

全体の雰囲気は『ポール・ヴァーホーヴェン/トリック』に近い感じがします。前作について「ちょっと下品なウッディ・アレン」と書いていました。レイプシーンなどショッキングなシーンも多く、ハリウッド時代のエロ・グロ路線に多少戻ったようにも見えますがハリウッド時代の分かりやすさはありません。

最後にミッシェルはレイプ犯への復讐を果たすシーンは、驚きというか、『えっ、それで終わっちゃうの?!』という狐につままれたような感じになりました。一種の考え落ちのようなものに感じました。

ショッキングなシーンもありますが、ミッシェルの普段の暮らしがお洒落で豊かな感じがするのとミッシェルが次々に振りかかる様々なトラブルを割りと冷静に解決していくので深刻な雰囲気は全くありません。ある意味ミッシェルは「ワンダーウーマン」 なのかもしれません。

ミッシェルの元旦那、息子、ビジネスパートナーの旦那(ミッシエルの肉体関係者)、ミッシェルの会社の従業員などこの映画に登場する男性はなぜかみんなでパッとしない感じに描かれています。唯一ミッシェルの隣に住む銀行員は信心深く、堅い人物に見えました。ミッシェルの息子は特にダメ息子として描かれていました。いい年をしてファストフードでバイトしていてデキ婚したうえに生まれた子供は明らかに別の父親の子供。引っ越しの費用や家賃まで親頼み。

『ベイビー・ドライバー』や『ワンダーウーマン』などのハリウッド映画を見た後にこの映画を見ると説明的なセリフなどがほとんどなかったり、主人公のミッシェルがはっきり自分の心情を吐露するようなセリフを吐くこともないので、見終わったあとにモヤモヤとした感情が残りました。画面で起こっている1つ1つの出来事は理解できるのに映画全体を通すとなんだかよく分からなってしまいました。おそらくラストというラストに至る展開についての疑問が解決されないからなのでしょう。

前半は頻繁に登場していたミッシェルが飼っている猫が途中からほとんど画面に映らなくなってしまったのもよく分かりませんでした。あの猫はなにを表していたのか?早稲田駅や目黒シネマでかかったら、もう一回見てみ見ることにします。

Elle

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