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『みんなの朝ドラ』を読んだ

木俣冬の『みんなの朝ドラ』という本を読んでみました。

NHKの朝ドラに関する本は2012年に田幸和歌子の『大切なことはみんな朝ドラが教えてくれた』を読んでいます。大切なことはみんな朝ドラが教えてくれた』は『あまちゃん』放送以前に出版された本でした。

『みんなの朝ドラ』は2010年の『ゲゲゲの女房』以降の朝ドラを中心に考察した本になっています。取り上げられているのは『マッサン』、『ごちそうさん』、『あさが来た』、『花子とアン』、『とと姉ちん』、『ぺっぴんさん』、『あまちゃん』、『まれ』、『カーネーション』、『あまちゃん』。2010年代以前の『おしん』、『私の青空』についても分析されています。朝ドラの脚本を書いた岡田惠和、大森寿美男へのインタビューも収録されています。

各ドラマについての分析は舞台となった時代の状況なども含めてかなり掘り下げられています。読み応えがありますが、ちょっと硬い感じもします。『まれ』についてはかなり辛辣な書き方をしている部分もありました。2000年代の『天花』や『だんだん』、『ウェルかめ』も『まれ』と同じようなグダグダなドラマだったような気がします。

この本では時代状況の解説、考察や物語の読み解きが中心で役者の演技やキャスティングについてはほとんど語られていません。「そんなことはSNSで勝手につぶやいていろ」ということなんでしょうか?

『花子とアン』は仲間由紀恵の顔芸と最後に強烈な印象を残した茂木健一郎の演技が忘れられません。素人の演技と言えば『青春家族』に少しだけ出演していた逸見政孝のアル中の芝居も忘れられません。『ごちそうさん』、の東出昌大の大阪弁も凄いものがありました。

『ごちそうさん』はキャスティングを見直すとかなりビックリぽんな感じです。ヒロインの義理の妹に高畑充希、ヒロインの長男に菅田将暉、ムロツヨシも出ていました。高畑充希の演技の変化とムロツヨシの変人教授の演技は記憶に残っています。その後のムロツヨシの活躍はちょっと予想できませんでした。

現在、放送中の『ひょっこ』の脚本を書いている岡田惠和のインタビューや経歴については興味深いものがありました。朝ドラは『ちゅらさん』、『おひさま』を書いていて、『泣くな、はらちゃん』、実写ドラマ版の『ど根性ガエル』を書いている人だったのですね。漫画や漫画家がキーになっていたり、菅野美穂、満島ひかり、白石加代子のキャスティングが絶妙だったりするところが岡田惠和の作家性なのでしょうか。

最近の朝ドラではある程度演技の経験がある女優がヒロインを演じることが多くなっているのが少し残念ですね次の『わろてんか』の葵わかなやその次の『半分、青い。』の永野芽郁も新人ではありません。葵わかなと永野芽郁は『表参道高校合唱部!』に出演していたようです。『表参道高校合唱部!』のヒロインは芳根京子でした。これは『スウィングガールズ』に貫地谷しほりと本仮屋ユイカがその後、朝ドラのヒロインになったのと似ています。『スウィングガールズ』には上野樹里も出ていて、上野樹里は『スウィングガールズ』の前に朝ドラ『てるてる家族』でヒロインの姉の役で出演していました。


みんなの朝ドラ (講談社現代新書)

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