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『ゴジラ対ヘドラ』を見た

川崎市民ミュージアムでは『シン・ゴジラ』公開1周年を記念して、『シン・ゴジラ』、『ゴジラ』、1991年版の『ゴジラVSキングギドラ』そして『ゴジラ対ヘドラ』を上映していたので『ゴジラ対ヘドラ』を見てみました。

『ゴジラ対ヘドラ』はDVDを持っています。でかいスクリーンで見てみたくて川崎市民ミュージアムへ行ってみました。

上映の前に学芸員の方の簡単な解説がありました。『シン・ゴジラ』でゴジラが形態を変えるのはヘドラが元ネタということ、公害問題が取り上げらていて、ゴジラ映画でも異色な作品であること、当時の若者文化であるサイケデリック文化が取り上げられていることなどを語ってくれました。サイケデリック繋がりとして現在、川崎市民ミュージアムで4月に亡くなった松本俊夫の追悼展をやっていることも伝えてくれました。松本俊夫の監督した『薔薇の葬列』という映画を以前川崎市民ミュージアムで見たことがあります。

映画はいきなり主題歌の『かえせ! 太陽を』で始まります。この主題歌の歌詞が強烈で印象的です。後半が完全にサイケデリック・ロックでジミ・ヘンドリクスやクリームあたり意識したものになっています。ゴーゴー喫茶でのバンドの演奏シーンもかなりグルーヴィーで良かったです。柴俊夫が富士山麓で100万人ゴーゴー・フェスを開こうとするところも良かったです。フジロックの起源は『ゴジラ対ヘドラ』かもしれません。

予算がかなり少なかったせいで全体のスケール感がこの映画にはありません。政治家や官僚が会議室や司令室に集まったりするシーンは全くありません。自衛隊もヘリコプター数機とトラックやジープ、そして巨大電極板が出てくるだけです。ゴジラとヘドラの格闘シーンもメリハリがなくちょっと退屈です。

しかし、低予算を逆手に取った普通の怪獣映画にはない映像がたくさんあるところがこの映画の魅力です。ゴミで汚れちまった海。壊れたマネキンが海に浮いているシーンはなかなかショッキングでグロいものがありました。

唐突に始まるアニメーションも不思議な感じでした。ヘドラが煙突の煙を吸うアニメの横に「ごきげん」というセリフというかキャプションみたいなものが付いていたのが不思議でした。

コジラとヘドラの格闘でヘドラの体の一部が飛び散って、それが人間にかかって人間が溶けてしまう描写も凄まじいものがありました。夜中に麻雀をしているオジサンたちが犠牲になるシーンは凄く新鮮でした。

映画としてはかなりイビツな出来の映画なので『シン・ゴジラ』みたいなものを期待して見るとがっかりするかもしれません。夏休みが始まったばかりなのでちびっ子の姿も多く、映画が終わるとさっそく「かえせ!、かえせ!」と歌っている子供もいました。

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