0コメント

『ゴジラ・ミニラ・ガバラ オール怪獣大進撃』を見た

『シン・ゴジラ』が川崎でロケが行われたのを記念して川崎市民ミュージアムでゴジラ映画の特集上映をやっていたので『ゴジラ・ミニラ・ガバラ オール怪獣大進撃』を見てきました。

『ゴジラ・ミニラ・ガバラ オール怪獣大進撃』の他には『ゴジラ60周年記念デジタルリマスター版』と『ゴジラ対キングギドラ』(1991年の大森一樹監督作)が上映されていました。この2作は見ていません。

そういえば去年公開された園子温監督の『ラブ&ピース』も川崎でロケが行われていました。『ラブ&ピース』の主演の長谷川博己は『シン・ゴジラ』にも出ているようですね。『シン・ゴジラ』は『ゴジラ対鈴木先生』なのでしょうか?

さて『ゴジラ・ミニラ・ガバラ オール怪獣大進撃』はギレルモ・デル・トロにハリーハウゼンとともに「モンスターマスター」と言われた本多猪四郎の監督作で1969年に公開されています。フィルムの状態が非常に悪くセリフが飛んでしまうことも何度かありました。同じ川崎市民ミュージアム出見た『人情紙風船』(1937年公開)よりも酷い状態のように思えました。

『ゴジラ・ミニラ・ガバラ オール怪獣大進撃』の主人公はゴジラでもミニラでもなく小学生の一郎少年。一郎の両親は共働きで一郎はカギっ子で引っ込み思案でいじめられっ子。一郎の楽しみは近くの廃工場や空き地で真空管を拾ったり、夢の中でゴジラやミニラの住む怪獣島に行くこと。ある日、一郎の住む街に銀行強盗犯の二人が逃げ込んできて、一郎は偶然、強盗の一人の運転免許書を拾ってしまい事件に巻き込まれてしまうというお話。

ゴジラやミニラなどの怪獣たちはあくまでも一郎の夢の中の存在で一郎以外の登場人物に影響を与えないところがこの映画の凄い所です。怪獣映画なのですが、旧作からのフィルムの流用が多く怪獣が出てくる特撮部分はちょっと退屈で一郎を中心としたドラマ部分の方が面白く感じました。

ミニラが一人でガバラに立ち向かっていく姿に影響され、一郎が一人でも強く生きて行こうとする所やいじめっ子に立ち向かっていく所は『ベスト・キッド』みたいで、強盗を撃退する所は『ホーム・アローン』みたいというのは褒めすぎでしょうか?一郎少年の成長を描いた映画としてはかなり良くできているように見えました。恐らくこの映画のターゲットの当時のちびっ子達にとってはちょっと退屈に思えたかもしれません。

夢の中で一郎が怪獣島にパンナムの飛行機で行く所は時代を感じさせました。『八十日間世界一周』のテーマ曲がかかったら『兼高かおる世界の旅』ですな。

この映画もロケ地は川崎のようでした。浜川崎あたりなんでしょうか?『帰ってきたウルトラマン』に出てくる工場と同じようなシーンがあったような気もします。『帰ってきたウルトラマン』の最終回は本多猪四郎が監督しています

佐原健二、田島義文、天本英世といった東宝特撮映画の常連の役者もいい感じでした。特に天本英世が一郎の面倒を見てくれる近所の優しいオジサンという意外な役でしたが凄く良かったです。この映画での天本英世はオダギリジョーにちょっと似ている感じがしました。オダギリジョーの死神博士やマタンゴが見てみたくなりました。


ゴジラ・ミニラ・ガバラ オール怪獣大進撃 [DVD]
ゴジラ・ミニラ・ガバラ オール怪獣大進撃 [DVD]

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 2

ナイス
かわいい

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック