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『「宇宙戦艦ヤマト」をつくった男 西崎義展の狂気』を読んだ

『宇宙戦艦ヤマト』のプロデューサーである西崎義展の人生を追った『「宇宙戦艦ヤマト」をつくった男 西崎義展の狂気』を読んでみました。書いたのは牧村康正と山田哲久。

『宇宙戦艦ヤマト』は何もかも懐かしいという感じです。私が最初にはまったアニメでした。劇場版もみました。LPレコードも買ってもらいました。『さらば宇宙戦艦ヤマト』も見ましたが、『ヤマトよ永遠に』で騙されたよう気分になり、ヤマトへの熱は冷めてしまいました。まぁ、ガンダムに興味が移ったというのが大きいのですが。

西崎義展の悪評はちらっとは知っていました。この本を読むと本当にトンデモない人物だということが分かりました。しかし、西崎義展は実に面白い人物です。2010年に死んでしまったのが残念です。インタビューが読んでみたくなりました。吉田豪はインタビューしていなかったのでしょうか?

この本は西崎義展の生い立ちから死までを追っています。しかし、虫プロに西崎義展がやって来るところから本はスタートし、その後に生い立ちに遡るという映画みたいな構成になっています。

西崎義展の人生がドラマチックで映画みたいで『SPACE BATTLESHIP ヤマト』よりも遥かに面白く、この本を読んでいる途中で私の頭の中に「映画化決定!」という言葉が浮かんできました。デビット・フィンチャー監督で『ソーシャル・ネットワーク』あるいは『ラリー・フリント』みたいな映画に仕上げて欲しいですね。西崎義展の父親は厳しい人で西崎義展に幼いころから東大に入れと言っていたそうです。父との軋轢はジョージ・ルーカスみたいな感じもします。

日本のアニメの歴史を辿る部分もあります。虫プロ時代に『ふしぎなメルモ』を朝日放送に売り込んでアニメ化にこぎつけたのは西崎義展によるところが大きいそうです。後にガンダムを作る富野由悠季、安彦良和とも仕事しています。この本を読んでいて『宇宙空母ブルーノア』という名前が出てき、そんなアニメもあったなと懐かしく思いました。内容は全く覚えていませんが。

西崎義展は虫プロに入る前は民音でコンサートの製作に携わっており後に暴露本『芸能界本日モ反省ノ色ナシ』を書いたダン池田や東京音楽祭を作ったTBSのプロデューサー渡辺正文とも仕事をしています。

西崎義展は覚せい剤、大麻などの違法薬物所持や銃刀法違反で逮捕されています。ウィキペディアの西崎義展のページを確認したところ、乗用車から、覚醒剤50グラム、ヘロイン6グラム、大麻8グラムが発見されたと書かれていました。高知東生が逮捕時所持していた覚せい剤が4グラムで一部で注目されていますが、西崎義展はやはり桁が違いますね。

この本でも書かれていますが日本でキャラクター的にもビジネス的にもスキャダラスな所も西崎義展に対抗できるのは角川春樹なのではないか思います。


「宇宙戦艦ヤマト」をつくった男 西崎義展の狂気

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