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『誰が新井将敬を殺したか』を読んだ

徳洲会の公職選挙法違反事件や猪瀬東京都知事の5000万円借金問題など、なにかと世間を騒がせている医療法人徳洲会と徳洲会を一代で築いた徳田虎雄。

私が徳田虎雄について知ったのは大川豊が書いた『誰が新井将敬を殺したか』です。『誰が新井将敬を殺したか』は1998年に太田出版からされた本で残念ながら現在は絶版です。

マスコミではトラオは私腹を肥やし、その金で政治家を操る大悪人のように報道しています。確かに票を金で買うような選挙違反を行っていのは完全に違法だし、東京都の関係は限りなく黒に近いグレーに見えます。しかし、私はこの本を読んだせいか徳田虎雄の印象はそれほど悪くありません。強烈な昭和の臭い放つトラオのキャラクターになぜか魅力を感じてしまいます。

1998年に自殺した自民党所属の衆議院議員、新井将敬をはじめてとして当時の政治家について大川豊が独自の分析を行い、解説してくれた本です。この本に登場する政治家の中でもトラオの個性は強烈でした。ちなみこの本に登場した政治家で後に総理大臣になった人も何人かいます。

トラオは史上最大のポケモンと紹介されています。この当時は現役の衆議院議員でした。徳之島の貧農で生まれ育ったトラオの生い立ちはもちろん書かれています。凄すぎて笑ってしまうのはトラオとその兄弟や子供たちの浪人、留年の数の凄さです。トラオ自身が3浪で大阪大学の医学部に入学、三男と四男が6浪、7浪しています。兄弟は全員、医者になっています。当時のトラオは浪人や留年して人より遅れた分は健康で長生きすることで取り戻せばいいと語っています。

大川総裁はトラオ一家を日本の裏ケネディ一家とも呼び、鳩山一家と比べているところが面白いですね。ちなみに鳩山一家は5代に渡って東大卒で鳩山一郎、鳩山由紀夫と2人の総理大臣を輩出しています。そして大川総裁は徳田一家と鳩山一家を政治対決させようと書いています。この政治対決は実現しています。2010年4月28日に当時総理だった鳩山由紀夫が普天間基地移設問題でトラオと面会し、徳之島への基地移転に協力してくれるように要請しましたがトラオはこれを拒否しました。この後、鳩山内閣は退陣へと追いこまれます。

奄美群島選挙区での保岡興治との選挙戦で行われて激しい選挙についてもこの本では当然触れています。キャベツの葉の間に1万円札を入れて家の前に置いて、家の人がキャベツに気づいたら電話を投票を頼むとか、パチンコ屋にダフ屋のように投票券を買う人物が出没したという話が書かれています。1票10万から15万で買い取ることがあり選挙費用が50億を超えこともあのではないか書かれていて、奄美選挙区で勝つには総理大臣になるよりもカネがかかるとも書かれています。

誰が新井将敬を殺したか

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