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『柳の家の三人会』を見に行った

柳家花緑、柳家喬太郎、柳家三三による『柳の家の三人会』を町田市民ホールまで見に行ってきました。

町田という街にほとんど土地勘がなかったので町田市民ホールまでの道程に少し戸惑いました。町田駅から歩いていくのにはちょっと距離があり、車で行くには近すぎるという絶妙な距離に町田市民ホールは存在します。喬太郎もマクラでこのことに触れていました。

『柳の家の三人会』を見るのは2回目です。三人の他に前座はいたかどうかを忘れてしまいました。開演の18時30分になんとか間に合ってみたら、前座の柳家フラワーが高座に上がりました。そんなに急ぐ必要はなかったみたいです。

今回一番面白かったのは柳家花緑です。長めのマクラの前半は落語を生で見る人は日本の人口の1%しかいないというネタでした。一般的な人の落語に対するイメージは『笑点』と『ためしてガッテン』というのには笑いました。この二つを強引に結びつけたのが最近の「ペヤングソース焼きそば」(立川志の輔と山田隆夫)のCMということに帰りの電車の中で気がつきました。ちなみに「ペヤングソース焼きそば」のCMは昔は桂小益(9代目文楽)がやっていいました。

マクラの後半は『なんでも鑑定団』の裏話でした。この流れから本題に入ったので『道具屋』なのかと思い少しがっかりしていたら、なんと『火焔太鼓』でした。『火焔太鼓』は古今亭志ん生の十八番として有名な噺です。私もCDで聞いたことがあります。余談ですが立川藤志楼(高田文夫)の『火焔太鼓』のCDも聞いたことがあります。

花緑の『火焔太鼓』はとにかくテンボがよく、スビードがもの凄く速く、畳みかけるようなグルーヴに酔いしれました。乱暴な言い方をすると志ん生の『火焔太鼓』を4倍速くらいで聞いている感じですね。古道具屋の甚兵衛さんは相変わらずボンヤリしていますが、おカミさんのキャラが非常に現代的な感じでした。二人のやりとりは志ん生とほとんど変わらないのに新作落語を聞いているようにも聞こえました。立川談笑がやっている古典落語の改作や「大相撲ダイジェストみたいだ」と言われた15年くらい前の立川志らくとも違った感触でした。

花緑の落語は分かりやすくてソコソコ面白いけど、何か物足りない感じがしていましが、今回聞いた『火焔太鼓』で印象が変わりました。世襲の落語家は海老名家のせいかどうしても下に見てしまう傾向がありますが花緑はどちらかと言えば志ん生、馬生、志ん朝の方に近いのかもしれません。

私のお目当ては喬太郎でした。しかし、今回の喬太郎はマクラが非常に短く、少し残念でした。町田や小田急にそれほど思い入れがないのでしょうか?ネタは『小言幸兵衛』でした。前座の柳家フラワーでは全く感じなかった眠気に何度か襲われました。「仕立屋だからいとなむ、飴屋だったらベトナム」という所は昔聞いた立川藤志楼(高田文夫)のCDと同じでした。

柳家三三は相変わらず独特の歩様で登場しました。前回見たと時にはマクラは殆ど無かったのですが、今回はテレビの時代劇について語っていました。二代目林家三平を揶揄していたのが意外でした。三三のネタは『五貫裁き』でした。この噺は立川志の輔のCDで聞いたことがあります。後ろの席の老夫婦の旦那さんが「新聞で評判がいい落語さんだよ」と言っていました。
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