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水道橋博士の『藝人春秋』を読んだ

浅草キッドの水道橋博士が書いた『藝人春秋』を読んでみました。雑誌『笑芸人』に掲載されたものを中心に再構成された本のようです。

水道橋博士の兄弟子、一緒に仕事をした人、お笑い界の先輩、中学時代の同級生などについて書いた本です。登場するのは、そのまんま東(東国原英夫)、甲本ヒロト、石倉三郎、草野仁、古舘伊知郎、三又又三、堀江貴文、湯浅卓、苫米地英人、テリー伊藤、ポール牧、爆笑問題、稲川淳二、松本人志、北野誠じゃなくて北野武。この本に登場する人たちは本当に濃い人達ばかりで、読んでいて面白いけど、ちょっと疲れます。

強烈な個性の芸能人(芸能人以外の人もけっこういますが)の生態を冷静に観察し、その面白さを丁寧に解説してくれるところは吉田豪の『人間コク宝』に似ています。しかし、大きく違うのは吉田豪はあくまでインタビューであり、対象になる芸能人と自分の関係性につい語ることはないのに対して、水道橋博士は対象になる芸能人との関係性もかなり重要になっている所です。

水道橋博士はこの本に登場する人たちに少なからず影響を受けているのが本から分かります。師匠であるビートたけしはもちろんですが、古舘伊知郎の影響が非常に強いことに気がつきました。この本での水道橋博士の文体は古舘伊知郎の実況のスタイルのオマージュやパスティーシュになっています。

湯浅卓は最近テレビで見かけなくなりましたね。苫米地英人は中島知子の騒動でまたメディアに出ています。この人を最初に見たのは95年の地下鉄サリン事件以降のオウム騒動のときでした。

三又又三が武田鉄矢原作、小山ゆうが作画の『お~い!竜馬』を舞台化していたのはこの本で知りました。三又又三の図々しいキャラは坂本竜馬と言うよりも落語の『居残り佐平次』みたいですね。

テリー伊藤はテレビの表舞台に出てくる前の方が断然面白いですね。ワイドショーでのテリー伊藤はあまりにも予定調和なコメントが多くて面白くありません。その予定調和な所が逆にコメンテータとしては使い勝手がいいのでしょう。

ポール牧についてはかなり水道橋博士の個人的な感傷的な思いに溢れています。お笑い界の大御所と若手という関係では石倉三郎と共通した関係なのですが、ポール牧が亡くなってしまっているので特別な思いが感じられます。

甲本ヒロトと水道橋博士は中学時代の同級生です。ちなみにオウムで死刑囚の中川智正も同じ中学校に通っていたそうです。

この本とは関係ありませんがMXテレビで水道橋博士が司会をしている金曜日の『ニッポン・ダンディ』は面白いですね。モーリー・ロバートソンもレギュラーで出演しています。「世界ダンディ研究所 THE MOVIE」ではほぼ毎週、高橋ヨシキが出演しています。町山智浩もたまに出演しています。『ジャンゴ 繋がれざる者』を特集したときには、町山智浩と高橋ヨシキのタランティーノへのインタビューが放送されていました。

ちなみに金曜日の『ニッポン・ダンディ』のMCは元日テレの関谷亜矢子です。町亜聖や阿部哲子もMCをやっているのでMXテレビは日テレ女子アナの天下り先のような感じがします。

「爆笑”いじめ”問題」では爆笑問題といじめの問題を扱っていて、水道橋博士自身のたけし軍団に入る前と入った後の事もかなり詳しく書かれています。水道橋博士が語るいじめ問題はありきたりな正論とは違い、ある意味で面白く、かなりグッと来るものもがありました。



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