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『アイドル帝国ジャニーズ 50年の光芒』を読んだ

ジャニーズ事務所創業50周年の2012年に出版された小菅宏の『アイドル帝国ジャニーズ 50年の光芒』を読んでみました。

ジャニーズ事務所やジャニーズアイドルについて詳しく書かれていますが、メインはジャニー喜多川(喜多川擴)にスポットライトを当てて書かれた本になっています。

ジャニー喜多川にはある種のタブーのような雰囲気があり、週刊文春や週刊新潮といったあたりぐらいしかジャニー喜多川について突っ込んだ事は書かないような状態なので、この本はかなり貴重な本だと思います。しかし、鹿砦社の本や『噂の真相』などの暴露本というわけではありません。逆に全部が提灯記事みたいなもので構成されているかかと言えば、そうでもありません。

基本的にはジャニー喜多川(姉のメリー喜多川も)の生い立ちから真家ひろみ、飯野おさみ、中谷良、青井輝彦(あおい輝彦)のジャニーズのデビュー、ジャニー喜多川とジャニーズ事務所の歩みを時系列で辿ってく形になっています。

フォーリーブスが解散し、郷ひろみがバーニングに移籍した後のジャニーズ事務所の低迷期についても割りと詳しく書いてあります。この時期にはVIPという女性メンバーがいたグループが存在したことも書かれています。ひかる一平や戸田恵子の元旦那の井上純一もジャニーズ事務所の所属でした。井上純一は『池中玄太80キロ』の半ペラと『ビバ!ジャイアンツ』の司会が記憶に残っています。

郷ひろみのバーニングへの移籍については残念ながら詳細は書かれていません。この本ではジャニー喜多川、フォーリーブスの北公次、郷ひろみの微妙な人間関係のもつれが郷ひろみの移籍、北公次の暴露本の出版に繋がっているようにも読み取れます。

北公次の暴露本や赤西仁と黒木メイサのデキ婚騒動についてこの本では触れています。郷ひろみの移籍のエピソードと同じように奥歯に物が挟まったような感じで、詳細については書かれていないのでかなり残念な感じですが、全く触れないよりは良かったです。

一番驚いたのは週刊文春とのホモセクハラ裁判についても書かれていることでした。もちろん詳細は書かれていません。付録の「誰も語らなかった、ジャニーズ50の謎」で一般人の質問に答えるコーナーの中でニューヨーク・タイムズにジャニー喜多川が取り上げられたことが書かれています。

私には付録の「誰も語らなかった、ジャニーズ50の謎」が本編以上に楽しめました。著者である小菅宏の見解ですが、ジャニー喜多川の最終的な目標はオリジナルのミュージカルの上演と男性版宝塚の実現だそうです。オリジナルのミュージカルの上演は既に実現しています。男性版宝塚はちょっと難しそうですね。

ジャニーズのアイドル顔の歴史も面白かったですね。原点はあおい輝彦で、郷ひろみを経て現在は堂本光一、滝沢秀明に繋がっているそうです。これはある意味ジャニー喜多川の好みといえるかもしれません。小菅宏はジャニーズの異端な存在として赤西仁をあげていますが、私は風間俊介が最も異端な感じがします。

小菅宏がジャニー喜多川の後を継ぐものはいないと遠回しに何度も書いているのも興味深いですね。経営的な面はメリー喜多川の娘である藤島ジュリー景子が継いでいくと書いています。アイドルを発掘し、育てデビューさせ、成功させることは可能ですが、それはジャニー喜多川の亜流にしかすぎないと小菅宏は書いています。[本能的な判断]と[独裁的な判断]が逡巡することなくできることがジャニー喜多川の後継者の条件で、今のところこの条件を満たす者はいないそうです。

アイドル帝国ジャニーズ 50年の光芒 (宝島社新書)
アイドル帝国ジャニーズ 50年の光芒 (宝島社新書)

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