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面影ラッキーホールの『on the border』を聞いた

2012年8月15日に発売された面影ラッキーホールの『on the border』を聞いてみました。

面影ラッキーホールは日本で活動するバンドではキリンジと同じくらい好きなバンドです。存在を知って聞き始めたのは割りと最近なんですが。

相変わらずセクシーと言うより猥褻なジャケットが素敵です。ジャケットの画像は粒子が荒く70年代的な雰囲気が漂っています。

軽快なファンク歌謡『コモエスタNTR』でアルバムは幕を開けます。NTRとは「寝取られ」の略とウィキペディアには載っていました。色々な職業や属性の男に妻を寝取られことを妄想する男の気持ちが切々と歌われています。「エネティーアール!」、「デルコレソン!」という所が気持ちいいですね。佐々木“ACKY”あきひ郎の声が裏返るところは日出郎を思い出してしまいました。NTRなんて言葉は初めて聞きましたが、しばらくして『電脳なをさん』を読んでいたらNTRという言葉が出て来て驚きました。

『おかあさんといっしょう』を最初に聞いたときは母子相姦をテーマにした歌詞に聞こえましたが、何度か聞くうちに母子相姦プレイをしている中年カップルのように思えて来ました。

『制服で待っていて』は中学生か高校生の娘を持つ生活保護受給者のシングルマザーが主人公の歌詞になっています。この母親は娘に自分の男に抱かれるように頼むという、とんでもない鬼蓄のような母親というのが聞きどころです。内田春菊の『ファザーファッカー』を思い出しました。シングルマザーをモチーフにした曲は『ゴムまり』にしてもこの『制服で待っていて』は実際起こっている現実の出来事のようでフィクションには思えません。

『ベジタブルぶる~す』は植物状態になってしまった彼女を思う男の歌です。『私が車椅子になっても』とは正反対にこの男は植物状態の彼女を捨てるどころか、夜中に彼女の病室に忍び込み彼女を抱いたりします。呼吸器を外してキッスをしたら彼女の瞳から涙が流れ出したという所は正直、ちょっとグッときました。

『ベジタブルぶる~す』のもう一つの聞き所は、近藤真彦のヒット曲のタイトル、歌詞、フレーズなどのパロディが散りばめられているところです。そう言えば『ハイティーン・ブギ』の作曲は山下達郎なんですよね。山下達郎はKinKi Kidsの『硝子の少年』を歌っていたので『ハイティーン・ブギ』も歌ってほしいですね。『ベジタブルぶる~す』は中森明菜の曲のパロディになっている『セカンドのラブ』とセットで聞くとモアベターですね。

『北関東の訛りも消えて』の曲やアレンジはほぼバブルガム・ブラザーズ 『Won't be long』です。途中出で来るリフはボブ・マーリーの『I Shot the Sheriff』にも聞こえます。石川啄木の「ふるさとの訛りなつかし停車場の人ごみの中にそを聴きにゆく」という短歌がありますが、「北関東の訛りなつかし停車場の人ごみの中にそを聴きにゆく」といった感じの歌詞では全くありません。北関東から東京にやってきた男がホストとして一人前になっていく過程を歌っています。

『レス春秋』を聞くとライアン・ゴズリングとミッシェル・ウィリアムズの『ブルーバレンタイン』という映画を思い出しました。『レス春秋』よりも『ブルーバレンタイン』の方が悲惨ですね。


on the border(通常盤)

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