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『悪の教典』を見た

今頃になってやっと、三池崇史監督、伊藤英明主演の『悪の教典』を見ました。

『海猿』シリーズでお馴染みの爽やかな伊藤英明が自分の教え子達をまるで出席を取るみたいに殺していくという、実にエクセレントな映画でした。

『海猿』はテレビも映画も見たことがありません。伊藤英明の出ていたものは宮藤官九郎が脚本を書いた『ぼくの魔法使い』しか見たことがありません。

吹越満、染谷将太、二階堂ふみといった園子温の映画に出てくる役者が出ていることやサイコパスのシリアルキラーが主人公であることから、どうしても『冷たい熱帯魚』を思い出してしまいます。

髪型のせいで最初は二階堂ふみが橋本愛に見えました。喋ったら二階堂ふみだということに気がつきました。岩松了、篠井英介、山田孝之といった脇役陣も良かったですね。特に伊藤英明と正反対に感じの悪い体育教師役の山田孝之が良かったですね。殺され方が笑えたのもGood!でした。

非常に爽やかで頭も良く、人当たりの良い教師がとんでもない殺人鬼であるという『悪の教典』の言いたいことは『冷たい熱帯魚』と差はないと思います。大きな違いは伊藤英明とでんでんのキャラクターの差でしょうか。伊藤英明が演じるハスミンはほぼ完璧なのに対して村田幸雄はいかがわしい雰囲気があり、年齢とルックスに大きな違いがあります。

クラスの生徒をショットガンで殺していくクライマックスがなにかと話題なっていますが、実はそれほどショッキングでグロいシーンはありません。血は確かに溢れていますが、人体破壊描写はほとんどありません。『愛と誠』の後半みたいにバイオレンスシーンが延々と続くので、途中で飽きてきます。『十三人の刺客』のようなタイトさやメリハリのつけかたが足りないように感じました。

一番ショッキングだったのは猫よけのペットボトルの水がガソリンに入れ替えられていて、タバコの不始末で発火しモンスターペアレンツの父親が焼き殺されてしまうエピソードですね。(さすがに焼き殺されるシーンはありませんが)日常的にありそうなところが怖いですね。

伊藤英明が裸で身体を鍛えているシーンは誰に向けたサービスだったのでしょうか?前はさすがに写りませんがお尻はけっこう長く、はっきり写っていました。

ハスミンと女子生徒の淫行エピソードと男性美術教師と男子生徒の淫行エピソードが描かれています。どうせならハスミンは男子生徒も食って欲しかったですね。その方がよりハスミンの悪魔的な部分が強調されと思うのですが。

派手なジャズの『MACK THE KNIFE』をかけながらハスミンが生徒を殺していくところはやっぱり『時計じかけのオレンジ』の『雨に唄えば』のオマージュというか同じような効果を狙ったと思うのですが、『MACK THE KNIFE』がいまひとつキャッチーじゃなかった気がします。

『ドラゴン・タトゥーの女』ではエンヤの『オリノコ・フロウ』がこういったシーンに使われていましたが、やっぱりいまひとつな感じでした。エンドロールでTHE SECOND from EXILEの曲がかかったときの違和感は良かったですね。


悪の教典 オリジナル・サウンドトラック

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