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曙太郎の『大相撲のぶっちゃけ話』を読んでみた

第64代横綱、曙太郎の『大相撲のぶっちゃけ話』を読んでみました。

大相撲関係の本、元力士が書いた本などをけっこう読んできたつもりですが、この本はかなり刺激が少ないです。面白さは横綱級とは言えません。おまけして十両くらいの面白さというところでしょうか。

最高位が小結で最近ではグルコサミンのCMでお馴染みの舞の海秀平の『土俵の矛盾 - 大相撲 混沌の中の真実』にも遥かに及びません。

大相撲の暴露本という触れ込みだったため、やくみつるは心配していたそうですが、たいした暴露話がなかったため安心したそうです。「ぶっちゃけた話」はほとんど載っていないのです。

力士の日常生活、どのくらい大量に飲んだり食べたりするか、金銭感覚が一般人とはどのくらいかけはなれているかが主な内容です。後は同期の若貴兄弟との思い出などですね。愛甲猛の『球界のぶっちゃけ話』と非常によく似ています。版元が同じ宝島です。

面白かったのは幕内最高優勝の副賞の話です。アラブ首長国連邦からガソリン1年分や宮崎県からの和牛1年分はどういった形で贈られるかという話が具体的に語られています。曙が優勝したときにはガソリンは1千リッター、ガソリンチケットでもらったそうです。全農からは米が30俵が定期的に精米店から相撲部屋に届くそうです。

副賞を現金に換算すると3千万円を超える額になるそうです。しっかり現金換算で課税されてしまうそうで、食べ物は部屋に入れていたそうですが、高級時計、自動車は寄付することが多かったそうです。

確か大分県からは椎茸一年分が贈られていたのを見たことがあります。透明のトロフィーに椎茸を詰めて優秀力士に贈られていました。2ちゃんではかつて「中身を松茸にしてこいや!」史上最強の横綱『ドルジ』こと朝青龍が 椎茸1年分トロフィーを豪快に突き倒したすというコピペがありました。

金の話はかなり細かく書かれています。力士の月給も書かれています。改めて見ると横綱が282万円、十両が103万6千円というのがとっても不思議です。その他諸々の手当やタニマチからの祝儀などがあるので単純に横綱はこれだけではないのですが、単純に月給だけ見ると差がそんなにないように感じます。

結婚についてのいきさつや断髪式のときには後援会が解散していしまっていたことは書かれています。しかし、相原勇とのことは一言も触れられていません。野球賭博や八百長問題には触れなくてもいいから相原勇についは触れて欲しかったですね。

師匠である元高見山の東関親方に関する非常に記述が少ないのは、二人の関係の微妙さを表しているように感じられます。そのかわりに高砂親方(大ちゃん)は人情派親方と賛辞を贈っています。

91年に温泉で出会った高校球児の思い出が意外で面白かったです。その高校球児は自分のミスで試合に負けてしまって落ち込んでいたそうな。曙が「負けて覚える相撲かな」という言葉でその高校球児を励ましてあげたそうな。後にその高校球児はプロ野球の選手となり活躍し、今は海を渡ってMLBで活躍しているイチローという、ちょっといい話も載っています。


大相撲のぶっちゃけ話

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