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『苦役列車』を見た

山下敦弘監督、森山未來主運の『苦役列車』を見ました。

『ダークナイト・ライジング』や『おおかみこどもの雨と雪』が見たかったのですが、混んでいたので、空いているという噂の『苦役列車』を見ることにしました。

列車という言葉がタイトルにあることから『僕達急行 A列車で行こう』のように森山未來と高良健吾が列車で旅をする様な映画かと思ったら、全然違いました。『線路は続くよどこまでも』はかかるのですが、列車は全く出てきませんでした。

でも爽やかな青春映画でしたよ。原作者の西村賢太は映画のデキに不満があり、けっこう話題になっているようですね。原作は読んでいないので映画だけ見るとそれほど酷い映画ではありません。1300円分の価値はありました。

食うこと、飲むこと、セックスそして本にしか興味のない主人公の北町貫多のキャラと森山未來の演技は良かったですよ。柄本明の息子(柄本佑、柄本時生)のような演技にも見えました。

同じ森山未來の『モテキ』の藤本幸世と北町貫多は取り巻く世界は違いますが、基本的にとにかくセックスがしたくて、働くことは二の次というところは共通しています。まっ、若い男なんてそんなもんだよね。エンドロールのスペシャルサンクスみたいなところで『モテキ』の監督、大根仁の名前がありました。

全く期待していなかったせいか、前田敦子は悪くなかった。アパートの隣に住む寝たきりの爺さんのエピソードや森山未來に頭突きを食らわすシーンは良かったですね。寝たきりの爺さんが呻いているシーンは大友克洋の『老人Z』を思い出しました。

あちこちで言われていますがマキタスポーツも良かったですね。『キッズ・リターン』のモロ師岡みたいな役なのかと思ったら普通にいい役でした。マキタスポーツが『イカ天』みたいなテレビに出ているシーンでダンボールで作ったベースとドラムを左右に従えて歌っているところは師匠のビートたけしのコントを思い出しました。『笑ってポン!』などで同じ様なことをやっていましたよね。

『シネマハスラー』で「森山未來はヒース・レジャーのジョーカーみたい」というリスナーのメールが紹介されていましたが、私にはメガネをかけた田口トモロヲがゲイリー・オールドマンみたいに見えました。改めて公式サイトで田口トモロヲの姿を見たら、ゲイリー・オールドマンというよりは漫画家の吾妻ひでおに似ている。『失踪日記』を田口トモロヲ主演で実写化して欲しいな。

森山未來はヒース・レジャーというより、ジョセフ・ゴードン=レヴィットですね。白いブリーフ姿が印象的なところが似ています。ジョセフ・ゴードン=レヴィットは『メタル・ヘッド』という映画で白ブリーフ姿を披露しています。『メタル・ヘッド』でのジョセフ・ゴードン=レヴィットのヘッシャーという役も本能に忠実で粗暴なところが北町貫多に似ていると言えば似ています。

暴力描写やあんまり嬉しくない性描写が多いためR-15という年齢制限がありますが、基本的に爽やかな青春映画ですね。だって、主人公は将来の芥川賞作家ですから。

客の入りは確かに良くありませんでした。前田敦子目当てと思われる男性客はほとんどいませんでした。大学生くらいのカップルや若い女性で1人てで見ている人もちらほら居ました。

余談ですがボンクラヤングのどうしょうもない青春映画としては『ベルフラワー』という映画もオススメです。



苦役列車 (新潮文庫)
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