2コメント

『スティーブ・ジョブズのことがマンガで3時間でわかる本』を読んだ

去年亡くなったスティーブ・ジョブズの事がもっと知りたくて、『スティーブ・ジョブズのことがマンガで3時間でわかる本』を読んでみました。

スティーブ・ジョブズについての本は以前にも読んだことがありましたが、この本を読んでみたら、知らなかったこともけっこう多くて勉強になりました。ヒューレット・パッカードとの関係やiPodの開発のきっかけが三洋電機の黒崎正彦の「音楽配信をやらないか?」といったエピソードは初めて知りました。ジョブズの実父がシリア人の政治学者というのも初耳でした。

改めてジョブズの56年の人生を振り返ると、事実は小説よりも奇なりというほどの波乱万丈でベタでドラマテックな人生に呆れ返ります。映画化やドラマ化したら全米は泣くかもしれないけど、「そんな漫画みたいな話はねぇよ!」とツッコミを入れる人も少なくないと思います。

私にはジョブズは戦国武将とロックスターを足したようキャラに思えます。スティーブ・ウォズニアックやジョン・ラセターといった優秀な人間と出会い、彼らの才能を引き出し大成功を収める一方、自らヘッドハンティングしてきたジョン・スカリーに寝首欠かれアップルを追い出されたりするところがたまりません。「才能のない人間とは一緒に仕事をしたくない。」と言って社員をすぐにクビしたり、「あんたとはやってられるか」と才能のある社員に離反されたりするところは、なんとなく織田信長みたいな感じがします。

この本の前半で非常に強く感じたのは、スティーブ・ウォズニアックがとってもいい人ということですね。アタリの仕事の報酬をジョブズがピンハネしてもジョブズと仲違いしなかったり、アップルの株式上場のとはには創業者や一部のマネージャだけでなく一般の社員にも株を買えるようにしたり、ジョブズとは正反対のキャラです。

理想を追い求め一切の妥協を許さないジョブズの姿勢は製品を買う側からするといい事なんですが、ジョブズみたいな人が上司だったら、私は嫌だな。常に緊張を強いられて気が休まる時がないんじゃないかと思う。「ハングリーであれ、愚かであれ」といっているけど、気に入らないことがあれば「この愚か者が!」と社員を怒鳴ったそうです。

この本の漫画の中で2つ気になったことがあります。1つは漫画のジョブズが『ゴーマニズム宣言』の中の小林よしのりの自画像に似ているところです。ジョブズも暴君で傲慢なキャラなので、「ゴーマンかましてよかですか」と言いそうな感じでした。

もう1つはジョブズがロックが好きというエピソードでボブ・ディランのイラストが描かれているのですが、ボブ・ディランの持っている楽器がギターではなく、ベースに見えるところです。非常にどうでもいい事なのですが気になりました。


スティーブ・ジョブズのことがマンガで3時間でわかる本 (アスカビジネス)
スティーブ・ジョブズのことがマンガで3時間でわかる本 (アスカビジネス)

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 1

なるほど(納得、参考になった、ヘー)

この記事へのコメント

  • dorobune

    吉田ケイさんコメントありがとうございます。本文で書き忘れましたが、全編漫画というわけではなく、1つのエピソードが2ページで紹介されていて左のページが漫画、右のページが文字の解説という構成になっています。
    2012年06月10日 05:10

この記事へのトラックバック