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『電人ザボーガー』を見た

井口昇監督、板尾創路と古原靖久主演の『電人ザボーガー』を見てきました。

『電人ザボーガー』1974年に放送された特撮テレビ番組で、今回の映画はテレビ版のリメイクという形になります。昔のテレビアニメや漫画の実写映画化と言うと『SPACE BATTLESHIP ヤマト』や『あしたのジョー』など色々とありますが、特撮ヒーローモノのリメイクというのは非常に珍しいです。

オリジナルはピー・プロダクションという伝説の制作会社が作っていました。ピー・プロダクションは1970年代にライオン丸やスペクトルマン(宇宙猿人ゴリ)といった特撮番組を作っていました。エヴァンゲリオンの音楽を担当している鷺巣詩郎の父、うしおそうじ(鷺巣富雄)がピー・プロダクションの社長だった人です。

私はピー・プロダクションの特撮番組を見ていた記憶があるような気になっていましたが、実はザボーガーもライオン丸もリアルタイムでは見ていません。唐沢なをきの漫画でピー・プロダクションのパロディがけっこう出てくるので錯覚していたようです。唐沢なをきだけでなく、ザボーガーに関しては電気グルーヴやレディー・ガガもパロディにしていました。

映画は主人公、大門豊の青年期と熟年期の2部構成になっています。大門豊の父、大門勇博士を竹中直人が演じています。竹中直人は井口昇監督の前作『ロボゲイシャ』にも出ていました。

大門豊が空手をやっているは『空手バカ一代』の影響なんでしょうか?髪型は『空手バカ一代』の飛鳥拳みたいな感じです。青年期の大門豊を演じた古原靖久という役者の顔が私には石川遼のように見えました。古原靖久は実際にはスーパー戦隊モノに出ていた役者のようですね。熟年期編で秋月玄 を演じていた 宮下雄也に比べると少し暑苦しい演技が足りない感じがしました。

悪の組織Σの首領、悪ノ宮博士は柄本明が演じています。頭の左半分が機械化されていたり、車椅子に乗っていりする目に見えるマッドサイエンティストぶりが良かったですね。吉田戦車の短編集『鋼の人』の中の『ワニ問屋の恋』に頭の半部が機械化されたキャラが出ていましたが、元ネタは悪ノ宮博士のようですね。ちなみに板尾創路は『さや侍』では柄本明の息子、柄本時生と共演していました。

井口昇監督の前作『『ロボゲイシャ』では姉と妹の軋轢と和解みたいにものが物語の底に流れていましたが、『電人ザボーガー』では親子や兄妹の関係について語られているような気がします。『スター・ウォーズ』のアナキン、ルーク、レイヤ姫の関係に似ているようで、ちょっと違うような感じです。

佐津川愛美が演じたΣからの脱走者、AKIKOはクライマックスで巨大化し、街を破壊します。AKIKOというネーミングは『ウルトラマン』でメフィラス星人に巨人化させられたフジ・アキコ隊員からなんでしょうか?AKIKOのコスチュームがセーラー服というのは『エンジェル・ウォーズ』も思いだしました。ザック・スナイダーにも『電人ザボーガー』を見て貰いたいですね。

エンドロールでオリジナルの『電人ザボーガー』も流れます。このオリジナルの映像を見ると、リメイク版ではキャラクターの造形をかなり忠実になぞっていたことが分かります。1つだけオリジナルと大きく違っていたのはザボーガーです。オリジナルではフニャフニャの着ぐるみですがリメイク版は重量感のある鋼鉄製のボディになっています。

私は渋谷TOEIで見ました。客の入りは4割くらいでした。井口昇監督の『ロボ芸者』はシアターNでの公開だったので、凄い出世です。しかし、今のところ渋谷TOEIでは10月22日までの1日2回だけの上映です。新宿バルト9は10月22日以降も上映はされるようです。平成ライダーやスーパー戦隊モノと勘違いしたのか小さいお子さんを連れたお母さんが見ていたのには驚きました。あれはお母さんが古原靖久や宮下雄也を目当てで見に来たということでいいのでしょうか?


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