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『モールス』を見た

マット・リーヴスが監督、コディ・スミット=マクフィー、クロエ・グレース・モレッツが主演の『モールス』を見ました。

この映画はスウェーデン映画『ぼくのエリ 200歳の少女』のハリウッドリメイクなんですが、私は『ぼくのエリ 200歳の少女』は見ていません。タマフルのシネマハスラーでも高評価でしたが、この時は全く興味が湧きませんでした。

『モールス』については『小島慶子 キラ☆キラ』で町山智浩さんが紹介しているのを聞きました。主演がヒット・ガールのクロエ・グレース・モレッツというのが頭の片隅に残っていました。

ホラー映画であるという知識はあったのですが、映画会社のロゴが映しだされる所で、ハマー・フィルムのロゴが出てきたところでビックリしました。ハマー・フィルムは確か50年代くらいにドラキュラ映画やフランケンシュタイン映画を作っていたホラー映画の老舗です。未だに会社が存在していたんですね。

1983年、雪景色のニューメキシコ州を舞台にした、ホラーな純愛映画。両親が離婚調停中で母親と暮らしているいじめられっ子のオーウェンの隣に、父親らしき人物と謎の少女アビーが引っ越してくる。二人は徐々に心を通わせていくのだが・・・、といった感じのお話。

ホラー映画なのでグロいシーンはもちろん多いのですが、私はそういったシーンよりもオーウェンが学校でいじめられるシーンの方が痛々しく感じました。オーウェンはアビーに励まされて、いじめられっ子に一矢報いるシーンもあるのですが、それはいじめられっ子のさらに怒りの買ってしまう所はリアルな感じがしました。『メタルヘッド』という映画でも同じくらいの年頃の少年TJがいじめられるシーンがありましが、こっち方が酷かったですね。

ジェンキンスさん演じるアビーの下僕が採血に失敗するシーンや、アビーの部屋に刑事が踏み込んでくるシーンにもハラハラドキドキしました。単純に驚かすだけの演出ならば『モールス』よりも『ブラック・スワン』の方がホラー映画らしいデキになっている気がしました。

アビーとオーウェンの関係は一見、非常に切ない『小さな恋のメロディ』、あるいはお互いに足りない部分を補い合う関係にも見えますが、普通に考えるとやはり歪な関係ですね。共依存の関係に見えます。アビーと下僕(オーウェン)の関係はアルコール依存症や薬物中毒患者とその家族の関係ですね。『ザ・ファイター』の中のクリスチャン・ベールが演じるダメ兄貴と母親、弟の関係も共依存のような気がします。

時代設定が1983年になっているのは、よく分かりませんでした。レーガン大統領のテレビ演説、デヴィッド・ボウイの『レッツ・ダンス』やカルチャークラブの曲がかかっていたりして、その辺は当時の雰囲気は出ていました。細かい事を言うとルービックキューブやミズ・パックマンはもう少し前ですね。(ほんの1~2年ですが)しかし、パックマンではなくミズ・パックマンというのがちょっとニクいですね。パックマンはアメリカで非常に人気があったそうです。


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