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柳家喬太郎の『キング落語名人寄席 すみれ荘201号室/夜の慣用句』を聞いた

柳家喬太郎の落語のCDを聞いてみました。

私が柳家喬太郎を知ったのは『笑点』か『笑いが一番!』のどらかだったはず。どらだったかは、今ではよく覚えていません。ネタは『母恋くらげ』だったような気もしますが、『午後の保健室』だったような気もします。けっこうショックだったのは覚えています。

新作落語と言うと、ストーリーのツメが甘いというか、枕と本題の境界が曖昧でグダグタなイメージがありました。春風亭柳昇の『カラオケ病院』や川柳川柳の『ガーコン』や『ジャズ息子』みたいな、ストーリーがないような、あるような漫談みたいな落語、それが新作落語だと思っていました。

『母恋くらげ』、『午後の保健室』には割とはっきりした物語の筋があり、その物語の中でナンセンスなギャグが繰り広げられている所が、凄く新鮮でした。物語の設定自体もそれまでの新作落語にはない斬新さがあり、『午後の保健室』のサゲのどんで返しも衝撃的でした。『笑いが一番!』で『擬宝珠』を演っているのを見て、これも新作なのかと思っていたらこれは古典でした。

しばらくすると、柳家喬太郎の評価や人気が高まり、CDもけっこう出ているようなので、『キング落語名人寄席 すみれ荘201号室/夜の慣用句』を聞いてみました。キングレコードと言うと、ガンダムやエヴァンゲリオンなどのアニメ関係に強いレコード会社というイメージですが、落語家のCDも出しているんですね。

『すみれ荘201号室』は同棲している大学生のカップルの噺。噺の設定自体が既にとんでもないことになっています。裕美子は母親に押されて田舎でお見合いをすることになり、てんやわんやになるというストーリー。お見合いの世話人である市議会議員ヨシカワさんの俗物ぶりが私はたまらなく好きです。自慢話やおやじギャグを臆面もなく話す所が実にいやらしく、脂ぎった感じで演じられています。

お見合いの相手のヒロユキのキャラもいいですね。趣味はミュージックで、好きな歌手はモーニング娘。、安室、椎名林檎、かまやつひろし、灰田勝彦という所が笑えます。歌を作ったり、歌ったりすることも好きで、ここでヒロユキは裕美子にせがまれ『東京ホテトル音頭』が歌います。しかも、2コーラス。

『夜の慣用句』は会社の上司と部下が居酒屋やキャバクラで酒を呑むという噺。ストーリー自体にはほとんど起伏はないのですが、課長の嫌味なキャラ、若い部下やキャバクラ嬢のバカキャラな部分で笑えます。課長は『すみれ荘201』の市議会議員のヨシカワさんをベースに嫌味な部分をさらに強調したキャラになっています。おやじギャグと四字熟語をこよなく愛す、嫌な上司。小言幸兵衛を俗っぽくした感じといったら、ちょっと褒めすぎでしょうか。

キング落語名人寄席 すみれ荘201号室/夜の慣用句
キング落語名人寄席 すみれ荘201号室/夜の慣用句

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