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『グラビアアイドル「幻想」論 その栄光と衰退の歴史 』を読んだ

織田祐二の『グラビアアイドル「幻想」論 その栄光と衰退の歴史 』を読んでみました。著者は『アマルフィー』や『アンダルシア』の織田裕二ではありません。もちろん山本高広とも関係はありません。

1975年のアグネス・ラムの登場、90年代後半から2000年代前半のグラビアアイドル全盛期を経て、最近の衰退まで時系列に解説した新書です。

この本によると、グラビアアイドルのビジネスモデルを確立したのは元イエローキャブ社長、野田義治だそうです。野田社長が最初に手がけたタレントである堀江しのぶというのは有名な話です。堀江しのぶと言えば『毎度おさわがせします』ですが、『ザ・テレビ演芸』で横山やすしのアシスタントもやっていました。

イエローキャブは堀江しのぶの死後、かとうれいこ、細川ふみえ、山田まりやでグラビアアイドルの売り出し方のノウハウを確立し、雛形あきこがその完成形だったそうです。イエローキャブのノウハウを使って大手芸能事務所であるホリプロが売り出しのは優香で、野田社長はホリプロが自分のやり方を真似したことについては喜んでいたようです。

その後の、癒し系の井川遥、微乳の小倉優子、ブログの眞鍋かをり等々が現れグラビアアイドルは多様化していったものの、最近は衰退しいるそうな。なぜグラビアアイドルが衰退したのか、グラビアアイドルが再び勢いを盛り返すにはどうしたらいいかとった提案が最後に熱く語られています。しかし、その辺は私にとっては面白くありませんでした。

私はアイドルについて書かれた本やインタビュー集はけっこう好きで、吉田豪や大槻ケンヂのそれらの本を読んできました。今まで読んできたアイドル関係の本とこの本が決定的に違うのは、アイドルや関係者へのインタビューがほとんど載っていないところです。

前半のイエローキャブについて書かれたところらは野田社長の言葉が頻繁に出てきます。しかし、野田社長の言葉はこの本のための言葉ではなく、大下英治の『巨乳をビジネスにした男 野田義治の流儀』や野田社長自身の『巨乳バカ一代―胸の谷間から見た野田流成功法則70』から引用です。

吉田豪の言葉も出てきますが、もちろん引用です。グラビアと言えば『週刊SPA!』でみうらじゅんとリリー・フランキーがやっている『グラビアン魂』を私は思い出しますが、もちろん『グラビアン魂』からの引用もありました。

著者紹介のところには、「これまで取材したアイドルはのべ400人以上」と書かれていますが、この本にはグラビアアイドルへのインタビューは1つも載っていません。ほとんど他人の褌で相撲を取っているような本なんですね。よく言えば、ヒップホップ的なサンプリング&エディットで作られた本とも言えます。

グラビアアイドルがよく起用されるテレビCMはカツラメーカーとサラ金と書かれている部分がありしたが、その理由については書かれていません。そう言えば、最近はサラ金のCMでグラビアアイドルが起用されることは少なくなっていますね。レイクの山田優はグラビアアイドルではないですね。アコムはタモリがメインでポスターやwebに出ている石原あつ美という人はグラビアアイドルみたいですね。


グラビアアイドル「幻想」論 その栄光と衰退の歴史 (双葉新書)
グラビアアイドル「幻想」論 その栄光と衰退の歴史 (双葉新書)

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