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『ヤバい経済学』を見た

『ヤバい経済学』というドキュメンタリー映画を見ました。

この映画も以前、町山智浩さんが『小島慶子 キラ☆キラ』で紹介されていた映画です。経済学者のスティーヴン・D・レヴィットと、ジャーナリストのスティーヴン・J・ダブナーによる『ヤバい経済学』という本を映像化したもので、この本は全世界で400万部売れたそうです。

映画は5つの独立したエピソードから構成されていて、それぞれの脚本、監督は違う人がやっています。「ロシャンダが別名なら」という2つ目のエピソードは『スーパーサイズ・ミー』や『ビン・ラディンを探せ!』でお馴染みのモーガン・スパーロックが撮っています。ちなみに『ビン・ラディンを探せ!』はビン・ラディンが殺された直後に『松嶋×町山 未公開映画を観るTV』で再放送されていました。

「ロシャンダが別名なら」は名前によって人は幸せになれるかという、名前にまつわるお話。どんな名前なら幸せになり、どんな名前なら不幸になるとか、時代や所得階層によって名前の付け方はどのようなっているのかといった事を真面目に、そしてバカバカしく掘り下げていました。アメリカ人の名前がそれほど身近ではないため、今一つ面白さが分かりませんでした。ブリトニーという名前をつける親は比較的、低所得者層というのは納得できました。

「純粋さの崩壊」は日本の大相撲の八百長問題についてのお話。残念ながらこの映画は八百長問題が表面化する前に撮られものなので、今見ると物足りない感じがします。八百長の実態についてそれほど具体的に語られていないところも残念です。しかし、板井圭介が登場したり、ボノちゃん(曙太郎)やKONISHIKI(小錦)がインタビューに答えていたりするところは驚きました。

この映画で一番ヤバいエピソードは「『素晴らしきかな人生!』とは限らない」ですね。1990年代にアメリカの犯罪発生率が下がったのは1970年代に中絶が合法化され、望まれずに生まれてくる命が減ったからというお話。

『素晴らしきかな人生!』は事業に失敗した主人公が「生まれて来なければよかった」と言い自殺しようとすると天使が現れて、主人公が生まれていなかった場合の世界を見せて、助けるという映画。『ヤバい経済学』は全く正反対の事を言っいます。しかも、アメリカの保守派やキリスト教原理主義者は今も中絶には強く反対しています。よく、こんな事を本に書いたり、映画にしたものだと思います。

「高校1年生を買収して成功に導けるか」は高校1年生に成績がオールC以上なら50ドルのご褒美をあげます。さらに成績上位の人には抽選で500ドルとリムジンで自宅まで送ってあげます。さて高校生たちの成績はあがるのか?という話。ボンクラの白人と黒人の2人の男子にスポットを当てて追っていくという展開で、2人とも最初はやる気を見せます。黒人の方はやる気を持続させて500ドルまで獲得。白人の方はすぐに諦めて進級すら危ない状態へ。白人の方は高校生を中退したら軍隊に入ってイラクにでも行くと言っていました。あんなボンクラばかりの軍隊じゃ、イラクもアフガンもそりゃ泥沼になるのも納得できます。

『松嶋×町山 未公開映画を観るTV』を見ているような感じな映画でした。早朝の1回目だけブルーレイで日本語吹き替え版の上映があったようです。この映画は日本語吹き替え版の方が見やすいのではないか思います。映画そのものよりも制服姿の女子高生もこの映画を見ていたのが一番印象に残りました。まさか『もしドラ』と間違えたわけではないですよね。


ヤバい経済学 [増補改訂版]

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