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アニメ監督の出崎統さんが亡くなる

YOMIURI ONLINEによりますと、テレビアニメ『あしたのジョー』などで知られるアニメーション監督の出崎統(でざき・おさむ)さんが17日午前0時35分、肺がんで亡くなったそうな。

 出崎さんは1963年に旧虫プロダクションに入社。『鉄腕アトム『の作画に参加。フリーになった後、テレビアニメ『ムーミン』『ベルサイユのばら』の演出などを手がけ、『エースをねらえ!』『とっとこハム太郎』の映画版などを監督したそうな。画面分割や光を効果的に使った映像が高く評価されたそうな。

私は『ガンバの冒険』、『家なき子』、『宝島』なんかも記憶に残っています。『家なき子』は原作自体が暗い話なのですが、出崎さんの独特の線や影の多い絵のせいで暗さがより一層深まり、途中で見るのをやめてしまいました。

今、考えると出崎さんの関わった作品をリアルタイムで見ていたのは『ガンバの冒険』から『あしたのジョー2』あたりまでした。そのころは出崎統という名前は全く知りませんでした。私が「出崎統」という名前を意識したのはインターネットが普及し、昔のアニメ情報が取りやすくなってからです。

『エースをねらえ!ファイナルステージ』がテレビで放送されているのをボンヤリと見ていた記憶があります。宗方コーチが亡くなり、ヒロインの岡ひろみは生きる屍のようになってしまうところから話が始まっていたと思います。宗方コーチの親友だった坊さんが現れて宗方コーチに変わって岡ひろみをサポートし、やがて岡ひろみはプロテニスプレーヤーとして世界に羽ばたくというお話だったと記憶しています。

宗方コーチを失った岡ひろみと、力石徹を失った矢吹丈の姿が重なって見えました。当時は作っている人が同じとは知りませんでした。坊さんがテニスのコーチという設定が強烈だったせいもあり、この作品も忘れられません。あの坊さんは『あしたのジョー2』の白木葉子とカーロス・リベラの役割だったのだと思います。

『あしたのジョー2』では止め絵が非常に効果的に使われていて、今見てもかなり完成度が高く、それだけで一枚絵として鑑賞に耐えるものになっています。止め絵は時間を稼いだり作画の枚数を少なくするためのアニメのテクニックの1つなのですが、『あしたのジョー2』の場合、逆に手間と時間がかかっているのではないかと思ってしまいます。

『あしたのジョー』と言えば、ジョーがダウンを奪われるときにマウスピースが飛んで、スローモーションでマットに落ちるシーンも印象的でした。押井守は『うる星やつら』の『みじめ!愛とさすらいの母』でこのシーンのパロディをやっていました。

『あしたのジョー』の実写版が公開された年に出崎さんが亡くなるというのもなんかの縁なのか?実写版の『あしたのジョー』はボクシングのシーンだけでも出崎さんに絵コンテを描いてもらえば、もう少しましな映画になったように気がします。

ご冥福をお祈りします。

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