メジロ牧場が解散

スポーツ報知によりますと、「メジロ」の冠で知られる有限会社メジロ牧場の北野雄二代表取締役(78)が28日、東京・港区のJRA六本木事務所で、経営不振により5月20日をもって競馬事業から撤退することを正式発表したそうな。

「近年の成績不振、競馬を取り巻く厳しい環境の中、なんとか事業を続けるべく努力してまいりましたが、これ以上の継続は困難と判断いたしました」と北野氏。現役馬とデビューを控える2歳馬、北海道伊達市と洞爺湖町にある2つの牧場などは、大手牧場へ売却される見込みだそうな。

北野氏は「オーナーブリーダーとして、一頭の馬も売却せず、競走馬を生産・育成することにまい進してまいりました。しかし、競馬で勝つこと以外に収入源 がない牧場として、90年代のように調子のいい時は良かったのですが、そうでない時の経営は、大変なものがありました」と苦しい思いを語ったそうな。

私が競馬を見始めたのはメジロマックイーン、ライアン、パーマーが活躍していた時期なので、非常に残念で寂しい限りです。

メジロ牧場は長距離レース、障害レースに力を入れているいるイメージが強いのですが、最近は短距離血統の種牡馬なども導入し、時代の流れに乗遅れまいと努力はしていたようなのですが、結果が伴わなかったようです。

このままで行くと、メジロ牧場の平地の最後の重賞勝ちは2006年の小倉大賞典のメジロマイヤーになりそうです。メジロマイヤーの父はサクラバクシンオーで、芝1800メートルという距離はサクラバクシンオー産駒の平地重賞の最長距離になるそうです。

最後のGⅠ勝ちは2000年の朝日杯のメジロベイリーになりそうです。メジロベイリーはメジロブライトの半弟で父はサンデーサイレンス。未勝利勝ちのすぐ後に朝日杯を勝ったのが印象的でした。このときの2着だったタガノテイオーはレース中に故障を発生し、レース後に予後不良になってしまいました。3着はネイティブハートだったのですね。最後の重賞勝ちの父がサクラバクシンオーで最後GⅠ勝ちの父がサンデーサイレンスというのは何とも言えないものがあります。

オーナーブリーダーとは簡単に言うとはゲームの『ダビスタ』をリアルな世界でやるようなことです。基本的に自分の牧場で生産した馬の賞金だけで牧場を経営していくわけです。金子真人ホールディングス(ディープインパクト、アパパネなどの馬主)の馬は『ダビスタ』をやっているみたいにGⅠレースを勝つと言われますが、金子真人ホールディングスは自前の牧場を持っているわけではなく、主にノーザンファーム(社台グループ)の生産した馬を買って走らせいるわけです。

メジロラモーヌやメジロドーベルといった大活躍した牝馬の産駒がことごとく走らなかったのが印象的でした。メジロドーベル産駒で父がディープインパクトのメジロダイボサツはいまだ未勝利を脱出していません。

北野氏は一番の心残りはダービーを獲れなかったと語っています。メジロモンスニーがミスターシービーの2着、メジロライアンがアイネスフウジンの2着、メジロブライトがサニーブライアンの3着。ライアンとブライトは親子で逃げ馬にやられているところが申しわけありませんが笑えます。

メジロ牧場と言えば何と言ってもメジロアサマ→メジロティターン→メジロマックイーンの天皇賞父子3代制覇ですね。マックイーンが2006年に亡くなってしまったので父子4代制覇はほぼ絶望的になってしまいました。

メジロ牧場は解散し、競馬場でメジロの勝負服を見ることや、メジロの冠号を聞くこともなくってしまうわけですが、メジロ牧場の生産馬の血統は繋がってくと思います。今年の皐月賞馬オルフェーヴルの母の父はメジロマックイーンです。私はオルフェーヴルのダービー制覇は難しいのではないかと書きましたが、撤回します。こうなったらダービーはオルフェーヴルを買います。同じく母の父がメジロマックイーンのフェイトフルウォーにも頑張ってもらいたいところです。

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