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『英国王のスピーチ』を見た

アカデミー賞の主要3部門(作品賞、監督賞、主演男優賞)と脚本賞を受賞したトム・フーパー監督作品『英国王のスピーチ』を見ました。

吃音や過去のトラウマ、コンプレックスに悩むイギリスの王様、ジョージ6世がエリザベス王妃と言語聴覚士ライオネル・ローグの助けでトラウマを克服し、第二次大戦に向けてイギリス国民を鼓舞するスピーチを成功させるというお話。

町山智浩さんの紹介が面白そうだったのでアカデミー賞を取る前から見るつもりではいましたが、実際に見たのはアカデミー賞を取ったあとでした。

『トゥルー・グリット』の予告をやっていて、アカデミー賞10部門ノミネートという宣伝文句が大変寂しくて映りました。小林信彦はこの映画をけっこう褒めていました。『ブラック・スワン』の予告もやっていました。ナタリー・ポートマンの痛そうなシーンが気になりました。早く見たいですね。

正直、『英国王のスピーチ』にはあまり期待はしていませんでしたが、思った以上に良かったですね。コリン・ファース演じるジョージ6世に自然に感情移入することができ、クライマックスの戦争スピーチのシーンには力が入りました。

全体的な話の流れも淀みなく、全く飽きずに見ることができました。ジョージ6世とライオネル・ローグの関係が安定したものではなく、何度も関係が切れそうになりながらも絆を深めてコンプレックスやトラウマを克服していく展開が非常に上手いと感じました。

言語聴覚士ライオネル・ローグを演じたジェフリー・ラッシュのくせ者ぶりも良かったですね。相手が王族でもあくまで患者と医者という対等な関係で接するところや、正式な医師としての資格をもっていないことが暴かれた後でも決してブレないというのが凄いです。戴冠式の前に玉座に惚けて座るシーンが笑えました。

ジョージ6世がローグによって感情を爆発させられてFUCKなどの汚い言葉を連呼するシーンも大笑いでした。私は『デトロイト・メタル・シティ』を思い出してしまいました。まさに『ファッキンガム宮殿』といった感じ。

エドワード8世がシンプソン夫人と結婚するために王位を捨てたことによって、アルバート王子がジョージ6世として即位したわけですが、この映画を見て改めて感じるのは「英国王室は元祖お騒がせセレブ」ということですね。英国王室はある意味昔から色恋にまつわるスキャンダルとは切っても切れない感じで、スキャンダルでも未だに世界をリードしていると言っても過言ではないですね。

今年はウィリアム王子とケイト・ミドルトンさんが結婚するそうですね。最近の英国王室はあまりスキャンダルはないようですが、そのうちまた何か騒ぎが起こるのではないでしょうか。

映画でも英国王室のスキャンダルは格好のネタになっています。ナタリー・ポートマンとスカーレット・ヨハンソンが出ていた『ブーリン家の姉妹』は16世紀の英国王室を舞台にしたドロドロ愛憎劇でしたし、『クイーン』はダイアナ元皇太子妃が事故死した直後の英国王室のゴタゴタをモチーフにした映画でした。

余談ですがアスコット競馬場で行われる「キングジョージ6世&クイーンエリザベスステークス」のキングジョージ6世とはこの王様のことだったのですね。私はこの映画を見て初めて知りました。

英国王のスピーチ (コリン・ファース 主演) [DVD]
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