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【人生案内】割り勘で食べ放題の知人

読売新聞の人生案内の回答者に久しぶりに高橋秀実さんが登場しました。

今回の相談者はボランティアサークルに参加している40代の男性。月に1回、サークルの会合で困った男性がいるというのが相談の内容。

サークルの会合には夕食の弁当がでるそうなのですが、その男性はその場ではその弁当を食べず自宅に持ち帰ってしまうそうです。弁当の後は居酒屋などで親睦会があり、その男性は自宅に弁当置いた後に親睦会に参加するそうです。他のメンバーは弁当を食べた後なので、酒もつまみもあまり進まないのですが、その困った男性は何も食べてないのでビールもつまみもすき放題注文し、一人むしゃむしゃ食べ、会計は割り勘。その男性は年上なので他のメンバー注意できないでいるが、どうにかその男性の品格を更生させたいそうです。

相談内容自体は正直、そんなに面白くありません。まぁ、そんな困った人はよくいるよね、といった感じですね。現実的な対応策としては、親睦会は居酒屋じゃなくて酒や重めの食べ物がない喫茶店でやればいいんじゃないかと私は考えてしまいました。

さて、高橋秀実さんの回答はもちろんそんな現実的で陳腐なものではありません。まず、相談者の文面に食べ物のことしか書かれていなという指摘をしています。そして、高橋秀実さんの周りの困った人を紹介し、それらの人に比べれば相談者の話はまだましではないか情状酌量の余地があると書いています。

もしかして、その困った男性は家で待つ誰かのために弁当を持ち帰っているかもしれないし、生活に困窮していて、親睦会を栄養補給のチャンスだと思っているかもしれない、ここはボランティア精神を発揮してここはあたたかく見守ってあげるべきではないかという回答には思わず唸ってしまいました。

ボランティア活動のサークルの食べ物をめぐる人間関係でギスギスしている所をボランティア精神で解決するという発想が素晴らしいですね。相談者がギスギスした感情がこの回答で解きほぐせるかどうか分かりませんが、この相談者が一本取られたような形になっているのが見事。

中川淳一郎の『今ウェブは退化中ですが、何か?』を読んだときに、オフ会で食べ物にやたらにガッついている人がいたという事が書いてあった記憶あります。とにかくエビだけをやたら食べると人の話もあったような気がします。やたに食い意地が張っている人、そんな人をシレッと観察しつつ心の中では怒りの炎を燃やす人。どっちもどっとで、意地汚いような気もします。そんなネタを楽しんでする私も当然、意地汚いわけですが。

同じYOMIURI ONLINEの中の「発言小町」でも割り勘に関するトピは半ば定番みたいな感じですね。食べ物と金は人間にとって永遠のテーマなのですね。そんな手垢がつきまくったテーマでも視点をちょっとだけ変えることで、一味違った面白い読み物として楽しませてくれる高橋秀実さんは素敵だ。

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