2コメント

テレサ・テンの『ベスト+ベスト 日本語&中国語ヒット曲聴き比べ』を聞く

ピーターが『つぐない』、ジェロが『愛人』をカバーしているのを最近聞いて、さてオリジナルのテレサ・テンはどんなものかと思っていたところ、『ベスト+ベスト 日本語&中国語ヒット曲聴き比べ』というアルバムを見つけたので聞いてみました。

このアルバムは何と言ってもジャケットのテレサ・テンの写真がいいですね。かなり若い時の写真のようです。70年代のアイドルのような感じの写真です。実際、日本では最初、アイドル的な売り出し方をしていたそうです。個人的には裏ジャケット写真の方が好きです。

ヒット曲を日本語と中国語で聴き比べるという企画がとても面白ですね。全く別の曲に聞こえるということはもちろんないのですが、とても不思議な感じがします。サントリーの烏龍茶のCMで日本の昔の歌謡曲が中国語で歌われていますが、あのCMを見たときに感じたものをこのアルバムでも感じます。最近は『うる星やつら』の『ラムのラブソング』が中国語で歌われていましたね。あのCMは選曲もなかなか捻りが効いて好きです。『[Chai] サントリーウーロン茶CMソングコレクション』という形でアルバムになっています。

『つぐない』、『愛人』、『時の流れに身をまかせ』といったヒット曲の日本語の歌詞は典型的な演歌的な歌詞で、「薄幸な女」、「尽くす女」、「日陰の女」と言うイメージの歌詞になっていて、何とも言えない気恥ずかしさみたいなものを感じます。そんな歌を中国語で改めて聞くと、歌詞に耳を奪われない分、曲そのもの、そしてテレサ・テンの歌に集中して聞くことが出来ます。

テレサ・テンは特に音域が広かったり、派手に歌い上げたりするタイプの歌い手ではありません。微妙なニュアンスを表情豊かに歌うとい感じの歌い手で、ちょっと聞いただけだとテレサ・テンの上手さ、凄さみたいなものはそれほど感じないのですが、このアルバムで中国語で歌っているのを聞くと、テレサ・テンの上手さと歌声の魅力を感じます。

日本でのデビュー曲『今夜かしら明日かしら』はポップス風の曲になっています。このアルバムに入っている曲のほとんどが演歌、ムード歌謡系の曲なのでこの曲はちょっと浮いた感じになっています。この曲がヒットしなかたそうです。全体的には甘い雰囲気のポップスですが、サビや印象的なフレーズに欠けているのが弱点かと思います。しかし、今こうして聞いてみると、この曲のB級な感じもなかなかいいですね。

台湾や香港でリリースされたテレサ・テンのアルバムでは日本のポップスのカバーもやっていたそうです。今度はそういったポップス系のカバーも聞いてみたい。

ベスト+ベスト 日本語&中国語ヒット曲聴き比べ
ベスト+ベスト 日本語&中国語ヒット曲聴き比べ

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 1

かわいい

この記事へのコメント

  • うさとあつし

    秋葉原にある「あきばお~」の店内で、中国語で歌った「海のトリトン」などのアニメソングが流れているのを聞いた事を思い出しました。中国語はわかりませんけど、中国語の流れるような響きが心地いいと感じたのを覚えています。サザンオールスターズのどの曲だったか忘れましたが、日本語を英語風の発音で歌っているといわれて曲を聴いた時、日本語って歌うのに適さないのかなと思ったことがあります。
    ちなみに、私は、美空ひばりさんや忌野清志郎さんが歌ったのが好きです。
    2010年05月19日 19:33
  • dorobune

    うさとあつしさんコメントありがとうございます。秋葉原の「あきばお~」で中国語の『海のトリトン』を聞くと言うのは『ブレードランナー』や『攻殻機動隊』みたいなサイバーパンクな体験ですね。 ちなみに、『海のトリトン』の原作は手塚治虫、アニメ版のプロデューサーは西崎義展(『宇宙戦艦ヤマト)、演出は富野由悠季(『機動戦士ガンダム』)でございます。
    2010年05月19日 23:39

この記事へのトラックバック