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『競馬裏事件史 これが真相だ!! 』を読んだ

今回、私が読んだのは2004年に別冊宝島で発売されたものを2005年に文庫化したものです。

90年代は馬券を買ったり、競馬を見たりしていたので別冊宝島の『競馬読本』シリーズはよく読んでいましたが、最近は競馬から遠ざかっていたので、久しぶりに宝島の競馬の本を読みました。

この本はジョッキー、オーナー、サイヤーライン、レースシーン、金を巡る話の5つの章から構成されています。タイトルは「裏事件史」となっていますが、ちょっと競馬に詳しい人なら知っているような有名な事件ばかりで、目新しものはそんなにありませんでした。

特に田原成貴についての話は拍子抜けするほど詰らないものでした。覚せい剤に関する事件の前後しか書かれてなかったり、覚せい剤に手を出した動機などは全く触れられていなかったり、非常にぬるい感じの記事でした。田原成貴については別に覚せい剤事件だけでなくても、サルノキング、ニシノライデン、サンエーサンキューなど色々と面白い事件かがあるのに、なんでそれらの事件に触れないのか不思議ですね。

須田鷹雄の武豊のデビュー1年目の検証は2004年に読んでもそれほど面白く感じなかったかもしれませが、今読むと非常に面白いですね。それは武豊の新人最多勝記録を去年、三浦皇成が破ったからです。私は正直、武豊の新人最多勝記録を破る騎手がこんなに早く現れるとは思っていませんでした。須田鷹雄もこの記事の最後を「こんな新人のデビューを再び見ることはないだろう」と締めています。

しかし、この須田鷹雄の記事で新人らしい傾向(武豊はこの傾向には当てはまっていなかった)を改めて考えてみると三浦皇成が完全に武豊のデビュー当時を超えたかはちょっと怪しい感じがします。ちなみに須田鷹雄がここで示している新人らしい傾向は以下の通り。

 ①芝よりダートの方が成績がよい
 ②中央場所よりローカルの方が成績が良い
 ③単複の回収率が高い

ちなみに武豊は2年目にスーパークリークでGⅠ、菊花賞を勝っています。三浦皇成はまだGⅠ未勝利。がんばれ三浦皇成!

オーナーの章では自殺したアイネスフウジンのオーナーやドバイのモハメド殿下などが取り上げられています。アイネスフウジンのオーナーの話はこの手の話の定番ネタでほとんど新しい話もありませんでした。オーナーの話よりもアイネスフウジンが所属していた加藤修甫厩舎の話が中心といった感じでした。なぜかアイネスフウジン産駒で交流重賞で活躍した「ファストフレンドは届かにゃい」でお馴染みのファストフレンドについては全く触れられていません。

モハメド殿下はこの間にドバイは皇太子から首長に即位しています。(今はモハメド首長と呼べばいいのでしょうか?)

今なら関口房朗を取り上げると面白いですね。関口房朗は今どうしているのでしょうか?東京地裁に傍聴に行ったときに民事裁判に出廷している姿を見たという話を聞いたことがあります。

面白い馬名を付けることで有名な小田切有一の馬名巡る話は「オモシロイ」。JRAの妙なお役所体質的な却下の仕方も笑えます。ドングリは農産物だからダメ、ロバンノパンヤはロバは馬じゃないからダメという理由はただの屁理屈ですね。最終的にはこの二つの名前は通りました。ドングリは5年間粘ったそうです。

この本ではまだ名前だけしか出ていませんがオレハマッテルゼ はこの後、高松宮記念を勝っています。オレハマッテルゼ名前は変わっていますが祖母がダイナカール、母はカーリーエンジェル、父はサンデーサイレンスという良血。しかし、この血統って牡馬はあまり活躍していないんですよね。

余談ですが、今発売中の雑誌『Number』は秋競馬と牝馬の特集になっています。その中で1988年のエリザベス女王杯の話がありました。最低人気のサンドピアリスが勝ったレースです。このレースも割と有名なのでリアルタイムでは見ていませんが、競馬読本シリーズや他の雑誌などで取り上げられていたので知っていました。今回の『Number』の記事では、このレースが行われた京都競馬場で酒井法子がミニコンサートを行っていたことが書かれていました。

競馬裏事件史 これが真相だ!! (宝島社文庫)
競馬裏事件史 これが真相だ!! (宝島社文庫)

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