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『ZEEBRA自伝 HIP HOP LOVE』を読んだ

『ZEEBRA自伝 HIP HOP LOVE』を読んでみました。私はZEEBRAの音楽についてはよく知りません。ドラゴン・アッシュの「Grateful Days」とライムスターの「口から出まかせ」でラップをしているのしか聞いたことがありません。ZEEBRAに興味をもったのは横井英樹の孫という彼の出自からです。確かこの本の紹介で、祖父の横井英樹の思い出やその思いも語っていることがこの本の売りみたいな書き方をされていのに私は喰いついたわけです。

各章の扉の部分には写真があるのですが、残念ながら横井英樹と一緒に写っている写真はありませんでした。自伝と言うことなので、誕生からほぼ時系列にエピソードが語られていきます。第1章のタイトルは「東京生まれヒップ・ホップ育ち」になっています。ヒップ・ホップ育ちの原流は「ベストヒットUSA」だそうで、マイケル・ジャクソンとハービー・ハンコックの『フューチャー・ショック』がZEEBRAにとっての音楽の原点のようです。私も『フューチャー・ショック』は聞きましたがハービー・ハンコックよりも、『フューチャー・ショック』をプロデュースしたビル・ラズウェルの方に興味が行きました。

ホテルニュージャパン火災についても触れられており、当時のZEEBRAは小学4年生だったそうだ。さすがに少4ではこの当時の状況を全て理解することはできなかったようです。少6と一緒にキックベースをやった時に、明らかにセーフなのに「殺人犯の孫だからお前はアウト」と言われて傷ついたことがあるそうだ。正確には横井英樹の罪は業務上過失致死ではありません。ZEEBRAは慶應に中学2年まで通っていたそうですが、明らかに「アウェー」な雰囲気があったそうだ。そう言えば村西とおるの子供も慶應幼稚舎に通っているという話を聞いたことがあります。

ZEEBRAは日本語ラップを引っぱってきたラッパーの一人なわけで、この自伝はある意味で日本語ラップの歴史の一つの参考書みたいなものにもなっています。近田春夫やいとうせいこうについて「ミュージシャンが新しいジャンルを取り入れただけのように見えた」と語っているのがなかなか鋭いですね。スチャダラパーEAST END×YURIの功績についても一定の評価をしているところもバランス感覚というかシーン全体を見据えている姿勢が窺えます。

K DUB SHINEとDJ OASISとのキングギドラでの活動についても語られていますが、K DUB SHINEとの現在の関係の微妙さがピリピリと伝わってきます。ドラゴン・アッシュ、降谷建志との確執についてはかなり詳しく語られていますが、キングギドラの歌詞について市民団体から抗議された事件についは問題の歌詞についての説明がないのが少し残念です。

K DUB SHINEはライムスター宇多丸のウィークエンド・シャッフルにゲストでたまに出たりするのを聞いたりするのですが、「渋谷のドン」と言うより「永遠の夏休み少年」と言う感じのボンクラキャラがいいですね。この本ではライムスターのMUMMY-Dについては何度か名前が出てくるのですが宇多丸さんの名前が全く出てこないのが不思議ですね。

ZEEBRA自伝 HIP HOP LOVE
ZEEBRA自伝 HIP HOP LOVE

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