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長門裕之の『待ってくれ、洋子』を読んだ

長門裕之の『待ってくれ、洋子』を読んでみました。認知症になった妻、南田洋子の老老介護を中心に今までの南田洋子との夫婦生活と今後について長門裕之が語ったものになっています。

南田洋子が認知症になっていく過程を振り返っている部分については、けっこうあっさりと書かれていています。2004年から台詞が覚えられなくなってきて、2006年の大林宣彦監督の『22才の別れ』は1シーンのみ出演で、台詞は「あなたぐらいのときに、わたしの息子も戦死したのよ。がんばってね」だけでした。しかし、このシーンを撮るに当たっては一言ずつコマ撮りみたいな形で撮影したそうです。

長門裕之と南田洋子の出会いから結婚、そして南田洋子が認知症を発症するまでのこと語られています。結婚の翌年に長門裕之の父、沢村国太郎が脳溢血で倒れ、南田洋子は14年間、義夫、沢村国太郎の介護にあたっていたそうです。そんな南田洋子の介護を現在、長門裕之をしているというのは何とも因果な話です。

そして、長門裕之の暴露本『洋子へ』についても触れている部分がこの本にはあります。私にとってはこの部分が一番興味深い部分でしたが、やはり長門裕之にとってはあまり触れたくない汚点のようで、あまり詳しくは触れていません。「僕がペラペラと調子にのってしゃべったことをテープにとって起こし、それがそのまま出版された」、「軽率だったのだが、僕の告白に出版社は勝手な女優の名前を当てはめて実名で出していた。しかも間違った記述が多い。僕の本名すら間違っている。誰もチェックしないで出している本なのだ。」と苦しい弁明をしています。また、長門裕之としてはこんなスキャンダラスな本を出してもマスコミは叩かないだろうという思い上がりがあったとも書いています。しかし、『洋子へ』のマスコミの風当たりは強く、仕事は激減し、当然、「おしどり夫婦」としてのイメージで売ることもできなくなっていったわけです。

この本で驚いたのは長門裕之にけっこうな額の借金が現在もあることです。弟、津川雅彦にはおもちゃ屋や映画製作でかなりの額の借金があることが報じられているのは知っていましたが、長門裕之も億単位の借金が最近まであったそうです。長門裕之の借金は自分の芸能プロダクションでのドラマ制作やステーキハウスの経営の失敗でできた借金だそうだ。長門裕之が未だに現役の俳優として仕事をしているのも、介護の姿をテレビに撮らせるのは南田洋子の介護に金がかかるということもあると思うのですが、今までの借金のせいでもあるようです。

長門裕之、南田洋子の老老介護の姿はテレビ朝日の『ドキュメンタリー宣言』で去年の秋、今年の春に放送されていましたが、私はこの番組は見ていません。かつてスター女優だった、自分の妻の老いた姿をテレビに晒して商売をするのはいかがものか?という批判もあるようですが、今までも「おしどり夫婦」として、あるいみ私生活すら切り売りしてきた芸能人だからこそできることなので、私は特にきになりません。長門裕之自身も多少の葛藤はあったようで、あえてテレビに出たり、こうして本にしているようです。


待ってくれ、洋子
待ってくれ、洋子

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