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萩原健一の「ショーケン」を読んだ

萩原健一の「ショーケン」を読んでみました。

萩原健一の本と言えば去年、「俺の人生どっかおかしい」を読みました。吉田豪が「コラムの花道」で紹介していたのがきっかけで読んでみました。「俺の人生どっかおかしい」についてはこちらにあります。年末の「コラムの花道」で2008年のタレント本のベスト1に吉田豪は「ショーケン」を選んでいました。その時はあまり時間がなく「ショーケン」についてはほとんど語っていなかったので、どんなものかと思い読んでみることにしました。

「俺の人生どっかおかしい」は1984年に発売された本で、1984年の大麻所持の事件を中心に萩原健一が自分の人生を振り返るといった内容でした。「ショーケン」も基本的に自叙伝で1984年から2007年までが加わった内容なのですが、「俺の人生どっかおかしい」で触れられていなかった1983年までのエピソードもかなり追加されている事と、萩原健一の関係のあった芸能人の女性についてはほとんど実名で書かれているのが「俺の人生どっかおかしい」との大きな違いです。

映画関係のエピソードがかなり詳しく書かれているのが非常に面白いですね。特に黒澤明の「影武者」の撮影に関する話は面白すぎます。黒澤明の完璧主義からくる我儘ぶり、黒澤明と勝新太郎の対立、そして勝新の降板のあたりの話はたまりません。

神代辰巳監督の「もどり川」では、赤坂のディスコ「ビブロス」で見かけた世界的文豪が若い女をはべらせてハイミナール(睡眠薬)を貪る姿を役作りの参考にした書かれてますが、この世界的文豪って川端康成のことでしょうか?

「前略おふくろ様」、「傷だらけの天使」や「太陽にほえろ!」についても詳しく書かれています。「太陽にほえろ!」については乗り気ではなかったそうで、この章のタイトルも「マカロニ?冗談じゃないよ」となっています。石原裕次郎のスケジュールを優先して、ボスのシーンだけ別撮りする「裕次郎さん押し」についも書かれています。石原裕次郎も「太陽にほえろ!」については乗り気ではなかったようです。

1983年の大麻所持の裁判の後、萩原健一は初公判の日に亡くなった母親の供養のために京都の天龍寺で修行をするエピソードは「俺の人生どっかおかしい」でも書かれていましたが、「ショーケン」でも書かれいます。天龍寺にはいられなくなって他の寺に移る車の中で本物の坊さんと「ブラウン・シュガー」を歌うシーンが好きだったのですが、「ショーケン」にも同じシーンが書かれていのが嬉しかったです。拘置所にいるときにガッツ石松さんがバナナを持って面会に来てくれたエピソードも重複して書かれていて、そこにまたグッときました。

萩原健一と言えば大麻というイメージが私の中ではは強いのですが、この本ではテンプターズのころから、1983年までステージの前にはほとんど大麻を吸っていたと告白しています。ついでに勝新が「影武者」のリハーサルをすっぽかしてホテルで女と大麻を吸っていたということまで書いてたりします。ショーケン版の「ラストダンスは私に」で一部ボーカルの歌詞が消えているのですが、音が消えているところは「大麻」と歌っているそうです。私はこの音源をもっています。昔のライブでは客席からステージに大麻や注射器が投げこまれることがあったそうです。

そんな萩原健一も40歳のときにはお遍路さんとして四国八十八箇所を巡り、現在では、大麻はもちろん、酒も煙草もやめて、ひたすら歩いているそうです。歩行禅だそうです。

とにかく非常に内容の濃い本で、読み応えがある本です。ちなみに表紙の絵は萩原健一自身の絵になっています。以外と言っては失礼ですが、なかなか味わい深い絵になっています。

ショーケン
ショーケン

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