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キリンジの「3」を聞く

キリンジの3枚目のオリジナルアルバム「3」を聞いてみました。

アルバムジャケットは堀込兄弟のアップの写真です。弟の堀込泰行は水道橋博士とえのきどいちろうに似ているような気がします。

私は「エイリアンズ」をリアルタイムで聞いた記憶があるのですが、当時は「歌詞がちょっと変わっている」というのと「地味な感じ」というイメージしかありませんでした。改めて聞きなおしてみると、当時の自分の「聞く耳のなさ」というか「音楽を聞く許容範囲の狭さ」を感じてしまいます。ちなみにこのアルバムは2000年11月に発売されています。

1枚目には「双子座グラフィティ」、2枚目には「牡牛座ラプソディ」という「星座+ラプソディ」のタイトルの曲が入っていましたが「3」にはこのタイプの曲は入っていません。歌詞の面では散文詩的な歌詞の曲があるのが大きな変化だと思います。「悪玉」と「メスとコスメ」がそれにあたります。

「悪玉」では悪役プロレスラーのことが歌われています。二流のヒール(悪役プロレスラー)の姿が非常にリアルにそしてユーモラスに歌われていて、「昭和プロレス」の匂いが感じられます。そして、私は今は亡き亡き中島らもの「お父さんのバックドロップ」(宇梶剛士と神木隆之介の主演で映画にもなってます。私は見てません。)を思い出しました。「お父さんのバックドロップ」では悪役プロレスラーの父は息子のため、異種格闘技を戦うことになるのですが、「悪玉」では普通のプロレスの試合で、ブック(台本)を破って、セメントマッチを仕掛けるような感じに聞こえます。「マイクよこせ、早く」という歌詞がいいですね。

「メスとコスメ」は美容整形をした女についての歌です。「メスとコメスのサイボーグ」、「肋骨抜いたね、面の皮剥いだろ」という歌詞が凄いです。しかし、この歌の主人公の「僕」は美容整形を否定はしていません。なりたいようになればいいと歌ってます。

プロレスや美容整形をテーマに歌詞の曲って珍しいですよね。プロレスに関してはアニメのテーマ曲とかはありますが、普通のポップスのではほとんど聞いたことがありません。コント赤信号の「男は馬之助」くらいしか思い出せません。

歌詞のことばかり書きましたが、曲もサウンドも非常に完成度が高いものがあります。「アルカディア」は今までにない重い感じの曲で、珍しく歪んだギターの音が聞こえます。余談ですが「むすんでひらいて」のイントロのベースはスティーリー・ダンの「リキの電話番号」に似てますね。曲は全くにてないのですが。

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