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「著作権という魔物」を読んだ

岩戸左千智夫の「著作権という魔物」を読んでみました。

この本は現代の日本インターネット、テレビを中心としたメディアで著作権、コンテンツビジネスというものがどういった問題を抱えていて、どこへ向かっているのか、あるいはどこへ向かえばいいのかを考えるといった内容になっています。

この本は2007年10月から2008年の1月まで、「週刊アスキー」に連載されていものを加筆、修正したものだそうです。私は「週刊アスキー」をほぼ毎週読んでいるのですが、こういった連載があるのは知りませんでした。私が、「週刊アスキー」で必ず読むのは唐沢なをきの「電脳なをさん」と大槻ケンヂのページです(最近は「R40」)。最近では「ハニカム」も読んでいます。

この本は著作権問題が専門の弁護士、大学教授、官僚、テレビ制作会社、JASRACの人たちのインタビューを中心に構成されていて、基本的に著作権の法律的な問題と日本のコンテンツビジネスの問題点がロケーションフリーテレビ、You Tubeなどを交えつつ語られています。「法律」と「ビジネス」の話がメインなので、正直、私にはあまりピンとくる話はほとんどありませんでした。民放の社員は地上波のテレビは見ずに、BSやCSの番組を見ているという話には納得しました。

過去に放送された番組が民放を中心にソフト化されず死蔵されてしまっているのは確かに残念ですね。最近の番組はドラマやアニメを中心に割とDVD化されてますが、昔の番組、特にバラエティや歌番組などを見ようと思ったらやはりYou Tubeのお世話になるしかありませんね。ドラマの「ムー」や「ムー一族」は最近では再放送されなくなってしまって、DVDにならないのかと思って調べてみたら、「ムー一族」のDVD-BOXが今年の9月に発売になっていました。「ムー」は来年の1月に発売されるそうです。

私が著作権で身近に感じることはポッドキャストで音楽や一部の内容がカットされてしまていることですね。「ライムスター宇多丸のウィークエンドシャツフル」のポッドキャストを聞いていたら、「なぜポッドキャストでは音楽がカットされるのか」というリスナーから質問が紹介されていました。ポッドキャストについては従来のテレビやラジオのような制度がJASRACと放送局との間でできていないためと回答していました。

ヒップホップのブレークビーツを中心としたサンプリングを使った音楽も著作権と深い関わりがあると思うのですが、この本ではほとんどそういった話はでてきません。ヒップホップが出始めのころはアメリカでは裁判沙汰にもなっていた記憶があります。ヒップホップではありませんがエニグマの「リターン・トゥ・イノセンス」は台湾の郭英男さんの「老人飲酒歌」をサンプリングして無断で使用して、裁判になったのは有名な話ですよね。最終的には和解で決着がついてました。福岡ユタカが歌っていた「ニュースステーション」のテーマ曲も「老人飲酒歌」に似ていたような気がします。

著作権という魔物 (アスキー新書 65) (アスキー新書 65)
著作権という魔物 (アスキー新書 65) (アスキー新書 65)

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