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裁判を見に行った その1

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阿曽山大噴火や北尾トロなどの裁判傍聴の本を何冊か読んだり、阿曽山大噴火の月イチの「コラムの花道」を聞いているうちに裁判傍聴に非常に興味がわき、8月にちょっと暇ができたので裁判を見に行ってみました。

私が裁判に興味がわいたのは裁判員制度やそのゆるキャラであるサイバンインコが気になったからでも民主主義の権利としての裁判を傍聴する権利を行使したかったわけでもありません。阿曽山大噴火の語る笑えるB級裁判や北尾トロが語るところのグッと感情移入できる熱い裁判、あるいはエロい裁判やグロい裁判はどかなものなのかという単純な好奇心で裁判所に行ってみました。

私が行ったのは霞が関の裁判所合同庁舎です。ここには東京地裁、東京高裁、東京簡易裁判所などが入っています。テレビのニュースなどで東京地裁の映像は何度も見ていますが、以外に門から入口のドアまでは距離は短く感じられました。一般の傍聴人は空港の金属探知機の検査をうけて入らなければなりません。

建物に入って守衛さんがいる大きな受付のようなテーブルに置いてある「公判開廷予定表」でその日に開かれる裁判をチェックし、自分の見たい裁判を探します。「公判開廷予定表」地裁民事、地裁刑事、高裁に分かれて、紙です。もちろん手書きではなく印刷されたものですが。8月は裁判も夏枯れていて裁判の数は少ないようでした。

夏休みのせいか家族連れで傍聴する人たちも多くみられました。未就学児童と思われる子供を連れた家族などもいましたが、さすがに公判中に騒ぎだす子供はいませんでした。小学生くらいと思われる男の子が1人で傍聴する姿も見ました。大学生くらいのカップルの姿もけっこう多く見られました。制服姿の女子高生の姿もよく見ました。どうも「夏休みの宿題」で高校生や大学生が裁判所を訪れているようでした。そんな学生さん、生徒さんたちの隣に座っていると彼等は学校から配布されている裁判傍聴専用のシートを広げたりしてました。東京経済大学のレポートを覗いていたら天候を記入する欄がありました。裁判って天候に左右されるものなのでしょうか?雨の日が得意な弁護士や晴れじゃなければ攻め手に欠く検察官なんかがいるのでしょうか?

中学生くらいの生徒さんたち何人かを引率している学校の先生の姿も何人か見ました。法廷の前の公判予定表の「強制わいせつ」という罪名を声に出して読んで喜んでいるけっこう年輩の男の教員の無邪気さにはまいりました。

私は基本的に東京地裁の刑事の裁判を見ていたのですが、ある日の午後、時間が空いてしまったので高裁の裁判を見ることにしました。その裁判は「強盗、強姦、強姦致傷、銃刀法違反」というかなりハードなものでした。しかし、高裁の裁判で判決の言い渡しだけなので詳しい事件の状況は語られないのだろうと私はある程度たかをくくって、「まぁ、凶悪犯の顔でも拝めればいいや」くらいの気持ちでその裁判を見ることにしました。入る私の前に法廷に入っていったのは5歳くらいの男の子を連れたちょっとくたびれた夫婦でした。ガソリン高、物価高のこの夏、とりあえず入場理も取られないし、エアコンもそこそこ効いているので裁判でも見てやろうかと(私もあまり変わらない動機ですが)という感じでした。判決は控訴棄却となったのですが、被告人側は事実関係を争っていたため、判決の主文の後では延々と犯行の状況が裁判長の口から語られました。(被告人側の主張を否定するため)それは援助交際をしょうとした女の子とホテルに入りナイフを突きつけ、手錠を手と足にかけ暴行したりレイプしたり、その挙句金を奪ったという事件でこの被告人は同じ様な手口の犯行を4件も繰り返していました。さらにこの被告人は同じ様な前科が4犯もあり、昭和59年から約13年も服役していたそうです。ちなみ今回の事件での地裁での判決は確か懲役16年だったと思います。

結局、この裁判は判決の言い渡しだけなのになんだかんだで30分近くかかりました。私は家族連れとは離れた席で傍聴していたのですが、その家族連れも最後まで傍聴していました。心なしかグッタりした様子でした。あの家族はあの裁判をどう感じたのでしょうか?家族揃ってTVを見ている時に突然、TVの中でラブシーンが始まってしまったときの気まずさを遥かに凌ぐ気まずがあったの間違いありません。救いがあるとしたら男の子がまだ小さいので裁判の内容をほとんど理解することができなかったことでしょうか。しかし、あの体験がトラウマとなったり、逆に特殊な性癖となって、後にあらぬ方向に向かわないことを祈るばかりです。

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