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中村うさぎの「女という病」を読んだ

中村うさぎが最近の女性が加害者、被害者となった事件を中村うさぎの妄想でプロファイリングした本。「穴があったら、落っこちたい!」でも同じ様に事件について書いていたが、今回は「女の事件」に完全に対象を絞っています。「女の事件」と書いたら「女ののど自慢」や「独占 女の60分」を思い出してしまいました。この本は「まえがき」と「あとがき」で小難しい能書きをたれていますが、基本的には「女ののど自慢」や「独占 女の60分」あるいは「ウィークエンダー」みたいなものに私は感じられました。余談ですが「ウィークエンダー」は年末に復活してましたなぁ。泉ピン子=中村うさぎは意外と近いと思います。

佐世保の長崎小6女児殺害事件(ネバダ事件)、ニセ有栖川宮の事件、名古屋通り魔事件など割と有名な事件を扱っていますが、全体的に中村うさぎが取材や資料の解読などを綿密に行って書いているものではなく、中村うさぎの妄想もステレオタイプなものなので「ウィークエンダー」やワイドショーを少しばかりグレードアップしたような印象です。また、未解決事件なども扱っているのですが、その中で中村うさぎが1つの仮説しかあげていないのは非常に物足りなく感じました。また、13の事件を扱っていますが、そのほとんどが私には「取るに足らない事件」に感じられ、それを必死に中村うさぎが妄想を膨らまして重大な事件のように書いているのは滑稽で笑えます。

私が面白いと思ったのは、「ラカン派精神科医婚約者殺し」です。精神科医の婚約者の女に虚言癖があり、虚言癖のために精神科医に殺されてしまうのですが、そのウソが笑えます。その女の父方の祖父は画家の藤田嗣治で、自分は東京芸大作曲科卒業し、作曲家として活動し、坂本龍一とも仕事をしたことがあり、「戦場のメリークリスマス」のサントラも手がけたそうな。しかし、この女は実際は1974年生まれで「戦メリ」は1983年公開。この女の最終学歴は東京アナウンス学院DJ・リミックス科卒。(しかし、DJ・リミックス科はいいですね)しかし、こんな単純なウソつく女とこの精神科医はよく婚約したものだと思います。なにが良くてこんなウソをつく女と精神科医は婚約したのでしょうか?残念ながらこの本では男の視点が全くないのでわかりません。この精神科医には二度の結婚暦があり、一度目は死別、二度目は離婚なのだそうだが・・・。

まぁ、軽い気持ちで週刊誌を読むよりも時間がある場合にはおススメの本です。

女という病

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