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zoom RSS 『完本 1976年のアントニオ猪木 』を読んだ

<<   作成日時 : 2010/05/12 00:53   >>

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以前、このブログでも紹介した柳澤健の『1976年のアントニオ猪木 』の文庫版『完本 1976年のアントニオ猪木 』を読んでみました。

なぜ文庫化されて『完本』となっているかと言うと、単行本では実現しなかった著者のアントニオ猪木へのインタビューと、「大邸の惨劇」と「伝説の一族」でカットされた部分を追加したからだそうだ。

私は猪木のインタビューから読んでみたのですが、最初に読んだときはこのインタビューはなくてもよかったのではないと感じました。それは「リアル・ファイト」を挑んでいる柳澤健に対して猪木は「プロレス」で答えているようにしか読めないからです。時折繰り出される猪木のダジャレがたまりません。改めて全部読んでみたあとで、再びこのインタビューを読み直すと、これもアリかと思いました。

『1976年のアントニオ猪木 』(2007年の3月の発売)から『完本 1976年のアントニオ猪木 』(2009年3月)、そして現在に到るまでのプロレス、格闘技を取り巻く状況が激変してしまったことが驚きですね。『PRIDE』や『HERO'S』も消滅、大晦日の格闘技イベントもいつの間にかなくなってしまった。プロレスは引退した相撲取りの受け皿的な役割もになっていたのに、借金を抱えた元相撲取りなどこれから何処へ行くのでしょうか?「Chanko Dining 若」が破産してしまった花田勝氏の動向もきになります。(花田勝氏は2008年に代表取締役会長を退任していますが)

「大邸の惨劇」では韓国のプロレスの歴史についての部分が大きく追加されています。韓国ではかなり早い時期から力道山が朝鮮半島の出身であることが一般的にも知れ渡っていたそうだ。そんな力道山の元に弟子入りした大木金太郎(金一)と韓国で独自のプロレスを始めた張永哲の確執などが詳しく説明されています。韓国での悪役は日本人だったそうです。

力道山の死後、日本プロレスの会長だった児玉誉士夫が大木金太郎に二代目力道山を襲名させようとした話があったそうだ。プロレスに相撲や歌舞伎、落語みたいな大名跡のシステムを持ち込もうとしたのは面白いですね。タイガーマスクについては大名跡みたいたな形になっていますね。二代目ジャイアント馬場、三代目アントニオ猪木というのがあっても面白いかもしれません。

この本は改めて読んでも非常に面白く、どんどん引き込まれていく魅力があります。力道山の全てを相続したような馬場に対して、猪木が挑んでいく姿は『プロジェクトX』的な熱いものがあります。解説で海老沢泰久は「きわめて真面目な歴史書」は書いていますが、私は21世紀の『プロレススーパースター列伝』と言う感じがします。


完本 1976年のアントニオ猪木 (文春文庫)
完本 1976年のアントニオ猪木 (文春文庫)

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